さらばパンプローナ

パンプローナ最後の朝。明日は朝一番の飛行機で出発なので、実質、今日がこの旅行の最後の日だ。10時前にチェックアウト。11時のエイバル行きのバスまでしばし時間あるのでフロントに荷物預けお散歩。 昨夜はスペイン来てはじめて静かな夜を体験。祭りは終わ…

パンプロ―ナ最後の晩餐

今夜はほんとはホテルの星つきレストラン行きたかったんだけど、日曜休みとは気付かんかった。気付いたとき(昨日の夜)は手遅れだった。 そのへんのバルへと思うが、バルやレストランでさえ日曜休みのとこ多い。エスタフェタ通りだけは、いつもの通りのにぎ…

テレビでブエルタ

ひとめぐりして、さて、どうしようか、という感じ。旅も中盤すぎ、実はかなり疲れているのがわかった。さっきタクシーの電話番号きいた旅籠のカフェに。テラスでコーラでもと思ったんだけど、なんとテレビでブエルタ生中継してるじゃん!見るとゴール前28…

そしてハビエル城

それにしてもこの熟年カップルの仲のいいこと。ほんと細かいひとつひとつの動作に旦那さんの奥さんへの愛を感じる。ときどきほんとになでなでしたりしている。ふたりはビトリア(ガステイス)在住で、週末旅行を楽しんでいるらしい。さっきのカフェの大将と…

日曜日の郊外

教会から裏手に出て河原で涼を取ろうと思ったけど、やっぱ暑い。今日も40度ありそうだ。なんだろう、ヨーロッパ、異常気象だろうか。ひとけのない裏通りをさまよって、午後3時、これは完全に食いっぱぐれたな、と考えながら、先刻の教会から100メートルほど…

サングエサの午後

荒野を半時間ほど走り、橋を渡ってサングエサ(発音はサンゲサのがちかいかも)の町に入る。入ったらすぐに目的の教会がある。サンタマリア・ラ・レアル教会。ファサードの彫刻が目当てです。ぱっとみて色がちがうから、タンパンを含む正面扉まわりと、上層…

そしてキャラバンはパンプロ―ナを去る

朝食、食堂で新聞広げる。「ブエルタ史に残る第一ステージ」「暑さ、喧騒、ビールと水」「ブエルタ、パンプロ―ナで輝く」「ブエルタという祝祭」などなどの文字と写真。とりわけエスタフェタ通りの熱狂を伝える記事多く、やっぱりそうなんだなーとふたたび興…

そして本番

この本番、このエスタフェタ通りの熱狂をなんと表現したらよいのだろう。最初ホテルのテラス(特等席)で観戦しようかと思っていたわたしはアホ。あんなん特等席ちがう。エスタフェタ通りは狭いバル通りだ。両側からバルコンの飛び出した建物が通りに覆いか…

パンプロ―ナの高熱!

パンプロ―ナに戻ると、もう街はブエルタ一色。なんか有力チームが次々試走している。ホテル帰って休憩なんてしてる場合ちがうぞ。エスタフェタ通りのバルでトゥリートもらって、障壁にはりついて試走を見る。 隣のおじさんに「本番は7時からだから、これ試走…

お遍路とブエルタがフュージョン

プエンテラレイナにもうすぐ到着というころ、追いついたおじさんお遍路さんをふと見ると、なんか見覚えあり。あり、ともうひとり見ると、あり。 このひとたち、昨日、チームプレゼンテーションで、とBに声掛けようとしたところ、向こうもあっと気がついて、…

エウナテからプエンテ・ラ・レイナ

聖墳墓式というのは、放射状の建造物で六角形とか八角形とか屋根を持つ。キリスト教以前のローマのロトンドなんかと似ている。ここはその教会の本体のまわりにくるっとまさに回廊が取り囲んでいて、しかも屋根がない。かなりおもしろいつくり。巡礼路はひと…

ブエルタもロマネスクも

スペイン来て、夜の静けさってなんだったかな、と思う。とにかく毎夜、朝まで大騒ぎ。朝ってほんとに6時くらいまで、どこかで酔って歌っているひとがいる。そしてようやく静かになった、かと思えば、お掃除の車が動き出し、とにかくなぜだか街じゅうが小便臭…

コンタドールでビタミン

チームプレゼンテーション。午前、ここに到着したときには、ほんとに今日ここでなんかあるだろうか、という雰囲気だったんだけど、チームカー来てるし、マヴィックカーも。お祭りの感じありあり。音楽も流れてきたよ。チームプレゼンというのは、まあ品評会…

郵便局できれる

ホテルにチェックイン。さっき預けた荷物を取り戻すのにああでもないこおでもないと大騒ぎになり、いきなり受付嬢と気まずい関係になってしまう。午前にいた娘はものわかりのいいひとだったのに。 部屋で一休みして、サンセバで書いた葉書を出したいのでサラ…

パンプローナはイルーニャ

サンセバをなぜドノスティアと書くかというと、バスの行く先とか、街の表示とかに、先にそちらが書いてあったからです。パンプロ―ナはこちらのほうがイルーニャより先に書いてあった。パンプローナに着いて、ホテルに荷物置いてお散歩に出たとき、隣を歩いて…

パンプロ―ナへ

外は昨夜も朝までうるさかった。昨日の日焼けがひどい状態。日焼け止めクリーム塗ってたけど、白浜の照り返しで、腋とかふくらはぎとか、思いもよらぬところが真っ赤に。おそるべしドノスティアの白い砂です。ドノスティアというのはサンセバスチャンのバス…

ふたたび花火

今日も花火があるという。というかこの時期は毎晩花火大会をやっているらしい。浜辺の無料シャワーやらトイレやらを見て思ったが(もちろん有料の施設もある)、あと宿の湯の出の良さからも感じるんだけど、この街は裕福なんだな。 10時ころに起きて、宿を出…

海へ。

正午すぎると気温は40度近くまであがった。暑い。白い砂浜ですでに火傷しそう。長い長い砂浜を臨んでコンクリートの散歩道が続いている。よくできていて、その構造物の一層低い空間は日陰の通路になっていて、泳いで帰るひとが歩けるようになっているし、奥…

オルガンとピンチョス

帰りに海様子見て、ホテル帰って水着に着替える。履物もビーチサンダルに。11時から教会でオルガンコンサート(無料)と昨日ポスターで見ていたのでとりあえずサンタマリア教会へ。 オルガン、カウンターテナー、バイオリンの編成で主にバッハ数曲、ヨハネ受…

ドノスティアの一日

前夜は祭りが終わらず明け方までうるさかった。しかし疲れていたせいもあって、なんとか6時までは眠れる。時差ボケあるときはとにかく早く目が覚めるんだけど。朝のお散歩へ。外でると、酒瓶とかプラスチックコップとか、もうそこらじゅうに酔っ払いがいた気…

ドノスティアは親爺のまち

少し休んで探索へ。この海は大西洋。ビスケー湾。4キロくらいにわたってつづく長い弓のような浜辺が美しい。砂はこまかくて白い。なんもかんもちがうのに、なぜか江の島を思い出す。江の島ならおいしいものあるにちがいない。となにか直観的に確信する。うむ…

ビルバオからドノスティア

ビルバオ着。午前10時近く。サンセバスチャン(ドノスティア)へのバスを待つあいだに、コーヒーブレイク。ふたりでひとつボカディージョ。時刻どおりにバス来て一時間半でサンセバ着。ぱらぱらと雨。少し肌寒い。 宿は旧市街、にゅって力瘤つくった腕みたい…

羽田からの長い一日

出発は14日。6時に仕事終わって出発。桜ケ丘のバス停で偶然(!)義妹家族に会う。ノリで最後(!)の晩餐。高架下のつけめん。 高速バスで羽田へ。羽田国際空港ははじめて。なんか小さいけどめちゃくちゃ日本押し。街並みがつくってあって、キッチュ。なん…

ツイッターむいてないかもと思う今日このごろ

さっきまで雨降って涼しかったんだけど、また暑くなってきた。連日、オリンピックでちまたは大騒ぎですが、わたしてきには、自転車ロードレースが終わったとこでかなり興味なくなってます。そして連日の柔道選手の涙の詫び入れに、スポーツ、というかこうい…

雑記、いろいろ

ええつと、ものすごくブランクあいちゃったなあ。 思い出せることをいくつか、近場から遡ってこう。 昨日は新生シャンブルの練習に初参加。朝一から歌いましたよ。ロ短調。しかしそうだったよ、バロック、こうやって小さなピースをひとつひとつ組み上げてい…

水曜通信

さわやかな朝です。忘れないうちに先週のことを書いておきます。前半のことは忘れた。金曜、フランスから家族で里帰りしているY木さんに会いにいく。年に一回、葛西を訪れている。最初あったとき、Iちゃんは赤ちゃんで、次は歩くようになってて、今年は日…

月曜通信

先週のことをいくつか。 月曜、北海道から昔の同僚(というか先輩だけど)Fらさん来る。やはり先輩のY下さんとBと渋谷で飲む。Fらさんは家に連行。なんでかこのFらさんって大好きだ。顔なんかまんまるでコジコジみたいだ。からだもふわふわ。ぬいぐるみみた…

新聞小説

水村美苗ってやっぱおもしろい。前は「グレートギャツビー」と「嵐が丘」のミックスだったが、今度は「金色夜叉」と「ボヴァリー夫人」ミックス。新聞で連載されていたらしいが、ぜんぜん知らんかった。例によって階下のお姑さんに「お忙しいでしょうけど・…

ひさしぶりにともと

下高井戸でTさんと飲む。ほんとにひさしぶり。Tさん、軽井沢の土産をもってこようとしたけど、地ビール賞味期限きれていたという。そんくらいひさしぶり。彼女の訳書の話、まど☆マギから、ルパン、うてな、アニメとまんがの話、水村美苗の新聞小説の話、新し…

鼻で笑われる

先週休みだったねー、と語学学校で親しいおじさんに言われ、官邸前でデモってたんです、ちなみに昨日もです、と言ったら、予想どおり白っとした目で笑われた。そのあと、そんなことしてなんの意味があるの、と真顔で訊かれた。「そう言うと思いました、笑わ…