鼻で笑われる

yokkobukko2012-06-23

先週休みだったねー、と語学学校で親しいおじさんに言われ、官邸前でデモってたんです、ちなみに昨日もです、と言ったら、予想どおり白っとした目で笑われた。そのあと、そんなことしてなんの意味があるの、と真顔で訊かれた。「そう言うと思いました、笑われると思ってました。だってSさんは、元、警視庁ばりばりのキャリアさんですもんね」。60年代、70年代にさんざん民衆と対決したひとだ。当時の左翼運動を「あれはなんだったんだといまだにわからない」とふりかえりながら、このたびの大飯原発再稼働反対運動をばさりときりすてる。「あんなのマスターベーションでしかないよ」「けっきょくひまじんなんだな」ちょっとむかっとしました・・・「いてもたってもいられない気持ちはわかるけどね」気持ちわかるのか・・・。四万人集まったんですよ、なんか意味あるでしょう、と少し熱くなるが、「いやない、なんの意味もない」とベテランの口調。あげあし取られてばかりで、議論頓挫。別に議論に勝ちたいわけでないんだ。おじさんのほんとの気持ちが聞きたいだけなんだけど、前にはだかる障害がクリアできない、それがくやしい。
Sさん世代(70代)もたくさんいて、みな自分たちの責任を口にし、いてもたってもいられないというふうに集まってきてるんですよ。じゃあ、どうするのがいいんです、と訊けば、家でほぞを噛み(とはいわなかったかな)痛みにもだえるしかない、と答える。おじさんはそうしてるってことかな。
実際に官邸前で、四万人を目でみて、意見きかせてください。来週金曜もありますよ。なんならいっしょに行きましょうと言うと、そうだな、見にいってみよう、おもしろそうだ、とおじさん。