聴こえる聴こえない

yokkobukko2012-06-18

電気足りても足りなくても大飯原発動かす、ずっと動かす、とかいう、いつのまにかそういうことになっている、驚きだ。新聞によれば、泊原発のある泊の首長いわく「政府はもっと安全だってPRすべき」だそうだ。狂っているとしか思えん。狂っているのか、ほんとに?
家で、おかしいおかしい言っても官邸のひとに聴こえないようなので、土曜日に、あまりにぎりぎりになったけど、とにかくおかしいですと官邸に言いにいった。こんなかなり腰の重い、かなりめんどうくさがりの人まで、いかん、これは、と思うくらいぎりぎりなとこにいるんだ、この国は、どうしよう。昨日買ったいましろたかしのマンガと同じ気分だ。
前日の金曜日に一万人デモがあって、Uストでもりあがっていたので、きっとすごいひとだろうと思ったら、ほとんど一番のりで9時前にはばらばらっと人がいるくらいだった。雨だったせいか、そのうちにだんだんひと増えてきて4、5百、最終的には6百人(諸説あり)集まったという。若いひとというより、四十代からうちの親くらい(六、七十くらい)のひとが多かった。一万人に比べたら少ないけど、わたしだったらうんざりだと思う音量でみんな叫んだ。国民の声を聴け!ひとびとの声を聴け!もっといろいろみんな叫んでいたけど、なかにはその言葉は叫びたくない、というのもあって(わたしが思っていることとちがうな)、まあ、それでも全体として、とにかく、すこし立ち止まって、ひとびとの声を聴いてください、という気持ちだった。
どうも聴こえなかったらしい。周波数がちがうのか、言葉を解釈する器官がないのはまちがいない。
どんな声なら聴こえるのか。
この調子では戦争はじめるとか言い始めても、とめられない。
官邸にいるのは人間だろうか、神だろうか。ここは平和でしょう、毎朝目が覚めて、今日は生き残れるかな、と心配するような国じゃないでしょう、銃で撃たれたり、同じ国の軍に殺されたり、隣の村のひとに殺されたり、犯されたり、しないでしょ、いい国でしょ、雨水飲まなくていいでしょ、すばらしい国でしょ、豊かな国でしょ、と言っている。
つらいことです。