古本屋開拓

yokkobukko2011-11-27

朝からコーラス練習。京王線、人身事故で止まってて、調布へ行く手段がない。こうなってはじめてわかるがバスも走ってないんだなー。朝からタクシー。車で行く手もあった。というか自転車で行く手があった!が、駅まで来てしまっていたので・・・
昼飯は牛鍋丼、ひさしぶりに。
練習終わって、先週義弟におしえてもらった古本屋に行ってみる。玉椿。すぐ隣の町にあるのに、全然知らんかった。あの界隈、あんなんなってるとさえ知らなかった。よく知っているビル曲がったら、いきなり知らない街並み。古本屋さんは、なんだろう、あるな、この路線、というような・・・雑貨とか売っているセンスのいい感じの店主と客もなんかおしゃれだ、というようなお店。若い女店長、味のある顔をしている。狭いわりに、うまく本を置いている。カフェスペースもあるが、ひと組しか坐れまい。本もなんでもありという感じでなくて、セレクトされている。基準はなんだろ、美意識か。思想ではないように思う。ヴィレヴァンみたいな、アングラ感はなくて、北欧の本とか外国の雑貨とかアンティークとか置いてある。とりあえず本棚は全部見た。何回か覗けば、だんだんくせがわかってくるだろうな。今日はざっと見ただけ。ワゴン本2冊買った。
ちくまから出ている「女子の古本屋」という文庫本、レジ横に飾ってあって(新刊)、「うちもちょっと載ってます」と女子店長が言う。買った。おもしろい。書痴の本ではない。日本全国の女性がきりもりする古本屋を取材した本。細うで奮闘記みたいな、ちょっとちがうな、でも古本屋は生半可ではできん、という濃ゆい話がつまっている。「無能の人」もたしかカメラ屋の前に古本やったとか言ってなかったか?古本屋、ハマるとずぶずぶと沈む、女子でなくとも、おそろしかろー、その世界。商い、ってものが人を選ぶのかもしれない。商い、自分にいちばん遠い世界だという気がする。そうだ、わたしはお金とものとの関係がよくわかっていない。流通もわかっていない。モハンさんに年に一回、商いのことを聞いて感心する。それが唯一、リアルな商いと出会う機会だもんな。しかし興味はある。