月曜の朝だす

どこの番号札だろう?

思い起こせば、本棚探偵の冒険(文庫)は数年前に吉祥寺のミステリー専門書店で買った(なんかオープンしたてだった、いまはもうないなあの本屋)。ミステリーそんな得意じゃないのに入ってしまって、でもなにか買いたい、なにか一冊くらい買いたいものあるだろ(しかもこの店で買う意味のあるものを)と一時間くらい書棚じっくりみてまわって、北村薫のサイン本買いかけて、やめて、これ買った。わたしにはこれがふさわしかろう、くらいな感じで、ごめん、喜国雅彦!美形だが(バンドのときかっこいい)、漫画はさほど好きじゃなかったが、このひとはおもしろかった!!
このひとはまあ・・・書痴です。でもアカデミックでなく、へんな屈託もない。そういうとこが書痴として稀少だと思う。本の虫、読むのも好きだが、集めるのも好き。集めてるけど読んでない作家の話とかめちゃくちゃおかしい。
豆本というジャンルもこの本読んで認知した。ライプチヒの古本屋の豆本コーナーで、まっさきに思い出したのはキクニさんだもの。こないだ神保町でワゴン見てるときも思い出してしまった。あと本棚の整理方法とかここから学んだ。前後ろで段差つけるとか。
このシリーズ、初出はこだわりの函ものだから、文庫だけ持っててファンとかいえるか微妙だけど。
そんで昨日続編「本棚探偵の回想」買った。またも文庫で。しかも古本屋で。だからすでに出ているらしい第三段も文庫で買わんといかんな。ぜひとも古本屋で。そういう縛りを入れることにしました。
あいかわらず本と馬鹿みたいに戯れている。
キクニ本、いままでは音楽、ロックの棚に分類してたけどなんかちがうな。書痴棚つくろ。鹿島茂はアカデミックな世界のひとだけど、言ってることは(本買う言い訳とかもうわけわからんとことか)ほとんどキクニと同じだ。わけわからん言い訳言ってるときものすごく幸せそーなとことかそっくりなの。同じ棚に並べてあげよう!そういえばBもレコード買うとき、ほとんどおんなじ理屈を言うから、レコード痴もこの棚に並べたろう。