本番朝

yokkobukko2009-10-10

今週は水曜から夜は連日リハーサルで、いよいよ今日を迎えました。いまのきもちはもう幸せいっぱいときどきさびしい、なんすよ。陽極まって陰生ずです。きざしちゃってしまって、明日あたりやばいかもしれません。しあわせのピークは昨日はゲネプロ。はじめてカウンターテナーとソプラノの方を生で見、そしてその声を拝聴しました。きっと流してるくらいの歌い方なんでしょうがね、すでに悶絶ものでした。カウンターテナーさんは、見た目もキュートでなんつかしぐさもチャーミングで、注視してしまいました。しかし昨日はなんといっても、リュートヴィオラ・ダ・ガンバなるものを近くで拝見、拝聴いたし、あまりの典雅さに胸躍ってきて、落ち着かなかった。リュートがいい。もう小さく幽かに奏でてるだけなのに、音色がいとも簡単に誘うんすよ、こちらの心を、バロックへ、いつしかそれも通り越して中世へ。ヴィオラ・ダ・ガンバの音色はまた異色。見た目はチェロに似てるけどぜんぜんちがう。なんだか木管みたいな音がする。そんなわけないのに。ファゴットの娘(その音色)もいい、オーボエふたりの中睦まじいからみ(その音色の!)もいい。もう楽しくて楽しくて知恵熱でそうで、出を遅れるは、ちがう曲歌っちゃうは、なんですか、これは「舞い上がって」たんでしょうね。イエスさんは連日受難の末におなくなりになってるっつーのに、ものすごい不謹慎なんですが、音楽って、どうしようもなく楽しいんですよね。バッハさん!