はじめてのヴォイトレ

コーラス。ネットで探していたときに、この合唱団がいいなと思ったのは、月一でヴォイトレがあるというところ。今日がその日。Bは風邪ひきで休み。ヴォイトレはマンツーマンでひとり15分強。初めてで緊張。口がうまく開かず、息も出ず、音も取れないという、なんつかいいいとこひとつもなかった。先生はとても若い女性。声はアルト、かテノールくらい。声きれいと褒められ(というかフォローされ)それだけが嬉しかった。
aの音色が暗いと注意され、何度か声出すが、なかなか改善しない。舌の位置が後ろすぎたのかもしれない、といまは思う。
友人Sさんの絵が展示されているギャラリーに行く。グーグルマップで場所確認。青山、外苑前、BMWのビルの裏手。この界隈昔よく歩いた。しかし、そんなとこに道あったかな、という。実際、行ってみるとちゃんと道がある。モルタルっぽい個人アパートやら、古い家が残っている。都会の谷間の袋小路。くだんのビルに着く。このビルが、ちょっと変わっている。べつに奇をてらった建築ではなく、昭和の味気ない機能建築、のはずなんだけど、どこか変。外に露出している二階の階段かな。カメラ忘れた。わたし無事にもといた世界に帰れるかな、となんとなく1Q84を連想してしまう。
ギャラリー、スペースは十畳間くらい。白と黒だけの版画や、絵画の展覧会。四人(か五人だったかな)のイラスト作家がほんのすこしずつ作品を出した合同展。「どなたかのお知り合いですか?」とギャラリーのひとに訊かれてSさんの名前出す。正の字に一本プラスしている。けっこうひとが来ているようだ。
ギャラリーのスタッフかと思ったら、そのひともイラスト作家さんだった。そのひとの作品は、点描画。すこしコミカルで挑発的なマンガっぽいタッチ。本人とすこし感じがちがう。ギャップがおもしろい。もうひとり居合わせた作家さんは木版画のひと。このひとは作品と見た目がぴったり。ふたりともSさんに会いたがっていた。どんなひとだろう?と興味を持っているふう。ミステリアスなひとと思われているよう。
友人の作品はブログでよく見ているけど、実物の紙の肌触りというか(触れないけど)、物質感とともに見ると、またすこし感じがちがって見える。余白が余白でないというか。そういうのって、やっぱり描けているってことなんだよな。杉林の絵が好きでした。冷蔵庫の絵も。