続自転車以外

ふきみそと肉豆腐

三四郎」読了。画のような、それも風景画のような文学。たくみに自然が写されている。だから、ここには、ほれこれこれこういうものが描かれていますよ、などと解説すると、もろに自分をさらけ出すはめになる。それに、ただ眺めているだけでもたのしい。それにしても漱石の小説に出てくる女性は、いいですね。べつに好きとかでなく。観察が緻密なせいか(その解釈はともかく)、なんかリアルにその像が浮かぶんで、すごく身近に感じる。ここに出てくる女性と、高橋たか子の小説に出てくる女性、はたまた津村記久子の小説に出てくる女性に、なんら隔たりを感じない。それがすごいと思う。
日本語ボランティアは、まだまだ修行の日々だなあ。自分が語学やってて、あったらいいと切実に思う手助けを実現したいんだけど。そしたら自分にも答えがでるんじゃないかと・・・まだまだ先は遠いなあ。