まさに草枕

yokkobukko2009-03-02

月曜、快晴。窓を開けて、大掃除して、シーツ洗う。さっきまで晴れ渡っていた西の彼方に、刻々と霞が立ちのぼり、白く連なった峰々を覆っていく。春だわ。
草枕」読了。自分はどうゆう小説を書くのか、なにを書くのか、が、始終問われ、疑われ、試行錯誤の末、これなんだという手ごたえを掴むまでの過程がつぶさに描かれる。同時に、小説のくみたてが実践され、完成される。清々しい。そして気持ちがいい。どこにも反論がない。同意見です、という清々しさ。思考の展開に馴染み深さを感じる。