こどもたちのミサ

コンサート行ってきた。演目はジョン・ラターの「こどもたちのミサ」とカール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」。
前者はまったく知らない曲だった。なにしろ五年前にできたばっかりの新しいミサ曲なのだ。キリエからドナ・ノービス・パーチェムまでミサ次第にそった5曲からなる。途中、少し退屈になって、プログラムに目をやると、亡くした子を想って書かれた曲とあり、途端に胸があつくなってしまう。アニュス・デイで、地をはいずりまわり、そして冥府に堕ちていくような大人の合唱を、こどもの合唱が救いあげて、一緒に飛翔していくとこがほんとによかった。その部分の詞はブレイク。
後者はおお、これってオーメンの曲じゃん、と驚く。全体にバリトンが大活躍。バリトンソロは、ものすごく世俗的な、へろい、酔ったような歌が多く、最初、この歌手、へたっぴなのかも、と疑ったが、たぶんそういう曲でそういう歌い方してるんだろう。
しかしこども合唱ってほんとにいいな。舞台上での待ち時間に、あくび、背伸び、ごそごそしているこどもたちが、ふいに、時間的断絶なく、自然と歌に入っていくのが気持ちよい。終わると途端にみんなサル!ウッキー!
 昼飯は王ろじのカレー 夜は姑、義妹家族とみなでイタリアン