ひさしぶりの官邸前

yokkobukko2012-09-07

オリンピックが終り、夏が終り、電気は足りているようです。
経済重視のひと、安全保障重視のひと、いろいろ言い分はあるのでしょうが、原発あってもこれだけ経済の具合悪いんだ、見通したたないんだ、ほんとに原発と経済、ほんとに因果関係あるのか、超個人とか、超局所的経済とかかわりがあるだけでは?と訊きたい今日この頃です(ド素人だからこそ聴きたい)。
原発は要らない。動かす言い訳を集めるのに尽力せず、まず事故の収拾に尽力してください。大飯原発はとりあえず夏が終わったのだから、止めてほしい。まず防波堤とベント施設の工事をすませてください。活断層の調査もしてください、と言いにいったが、声が小さく、ほぼテレパシーに近かったかもしれない。

官邸前は以前に比べると数少ない。数よりも、覇気がないようにと思った。どうした、ここでへこたれるのか、と自分自身にも問う。
運営側には首相との直接交渉も実現し、それで先方のレスポンスは虚しいものでもあり、ある種の達成感(ここまではやったというような)と、むなしさがあるのかもしれない。
そして、いま確実にモチベーションとしてなにかが足りない。なんだろうリアリティかな。叫ぶ言葉にのってないのは。「再稼働反対」はいま叫ぶに有効な言葉なのか?「原発やめろ」はいいと思う。「人事案撤回」もありだと思う。厳密に自分たちがなにを叫んでいるか、見直して、言葉を微調整する時期なのかもしれない。あるいはシュプレヒコールで叫ぶとかでない、言葉をきちんとつかう方法とかに移行する時期なのでは、とも思う。

ぽろぽろ

バル料理ぽろぽろ
 ちょ、長老!
これはあんまおいしくなかった。豆のなにか
 見ためより旨い
イカコロッケ
 
ケソフレスコのアイスとトゥリート
 鱈のなにか
意外と美味

呑みものも、ぽろぽろ
 カーニャ
 チャコリ



 シードラ
 トゥリート

しかしこうして並べてみると、まとも食事してないのがよくわかる。うーん、グルマンでもグルメでもないのね、われわれ。

復活コンタドール

yokkobukko2012-09-05

スペインで生ブエルタではじまった、ブエルタまだ続いています。第17ステージ。最後に山17キロのぼって終るけど、平坦ステージというカテゴリー。休息日明けでまあ逃げうちあいになるかもだけど、総合は動かんだろう、とみな油断してた。Bも。飲み会にいってしまった。午前さまだった。
しかしコンタドールは攻める子。勝ちへの執着いちばん強い。これまでも誰よりもアタックしてきた。そして策士リース監督。おもしろすぎる奇襲。でもものすごく理にかなっている。今回、コンタは登坂力、ホアキンにかなわなかった。でもTTでは40キロで1分つけるだけの力あったんだよなー。うーん、理屈はそうだけど、アタックには勇気がいる。とにかくすごい選手だと、あらためて感動。歴史に名を残すチャンピオンだなー。かっこいい。
コンタドール逃げきり、優勝。もう夜中だっつーのに、ひとりで大騒ぎ。Bはステージ終了までに帰ってこれなかった。こんな歴史的ステージほって、飲み会!帰ってきてからビデオでおっかけ感動してましたが。なんかこれで休養日入りそうなくらいのクライマックスだったけど、もちろん明日もあるのです。明日はほんとの平坦ステージで、スプリントステージになる予定。土井くんのアルゴス勝てるか!はあ、今年のブエルタはおもしろすぎて生活のリズムが破壊されますね。

ぽろぽろ記録


旅の記録からぽろぽろ漏れ落ちていたしょーもないこと、小さいことを書いていきます。
パンプロ―ナと、エイバルで気付いたことは、なんかこども向けのお店が多かったこと。洋服屋もだけど、お菓子やさん、それも駄菓子屋さんが多い。パンプロ―ナ、バル通り、酒臭い街角のそこここに、原色グミとかボンボンとかが、壁いっぱいに並ぶプラスチックのケースにどかーと入っているお菓子やさん。レジまわりには新聞。奥には生活雑貨なんかも売っていて、実はコンビニ的なものなのかもしれない。日曜日でも開いていて、水買ったり、コーラ買ったりとても便利。夜も遅くまでやっている。ただし夜遅くても、普通にこどもが遊んでいるので、お菓子については需要はあるんだろう。
あとアイスクリーム屋さんは、朝早くから夜遅くまで開いている。今日のぽろぽろでした〜

日はまた昇る

yokkobukko2012-09-04

はた、と気づくと九月。
ようやく旅のブログを書き終えました。これ終わると、ほんとに旅が終わったと気がする。実感する。
旅行から帰ってきてから、ヘミングウェイの「日はまた昇る」を読んだ。はじめて読んだ。「移動祝祭日」は大好きだけど、これは読んでなかった。パンプロ―ナ、サンセバスチャン、今回訪れた町がでてくる。順番として正しかったかも。さきに読んでたら、ヘミングウェイばかりを探したくなっちゃったかも、だから。
おもしろかった。例によって食べ物、町、通り、店、ディテールがたのしい。どでか人形キリキさんもでてくる。

サンフェルミンのお祭りに登場する。
語り部のジェイクがいい。語り部として感情を抑制してる、というか隠しているんだけど、ニュートラルでなく、へんてこにねじれていて、はみだしてくる感情に、投げやりだったりする。ブレットとの友情についての考察、「ツケ」という発想とか、異物にぶち当たる感じがするんだけど、それはわたしが女性だからかもしれない。そこがものすごく興味深くて、ますますジェイクという人間にひかれてしまう。異物ありながら、結局はいちばんこのひとに共感するんだよな。
ホテルのオーナーもいい。闘牛への熱狂の精神をジェイクとふたりで語りあうところとかものすごく意味深でいい。去勢牛の役割とか、きっと現地でそういう話を聴いて、そこからぶわーっとアイデアが湧いたんじゃないかな。
よくできている。フィッツ・ジェラルドの強いすすめで最初数十ページ削ったというエピソードは有名で、そういや、そういう話どっかで読んだと思い出す。
それにしてもエンシエロ(囲い込み)で闘牛場に追い込まれた牛と闘牛士との闘いが、サンフェルミンのお祭りのメインなんだと、これ読んではじめて知った。
エンシエロ=牛追いがメインかと思ってた。小説ではそこがめちゃめちゃおもしろくそしてジェイクの居場所として描かれてるから、そこが世界じゅうに広まったのかな。でもメインディッシュともいえる闘牛士の話も非常におもしろく描かれているんだよな。切っても切り離せない、現象の表と裏。
日はまた昇る」は聖書からの引用。伝道の書。これまた・・・からくて、味が濃い。

サンセバから江の島へ

yokkobukko2012-08-26

前夜、寝室に蝙蝠が現れたりして、眠れぬ夜を過ごしたせいで、寝坊した。ても日曜だけど。ほんとは調布でシャンブルの練習でるつもりだったんだけど、さぼる。そんで午後のモロー練も。こちらは予定どおり休む。休んで、江の島へ。夜、カーネーションのライブがあるのだ。
おひる過ぎに片瀬江の島着。江の島渡って、いつものように「いのうえ」で煮魚食べる。しかし何回行っても顔覚えてもらえないらしく、毎回、軽くメニューの説明を受ける。まあ、いいんですけどね。
しかしここの煮魚の煮汁をごはんにスプーンでかけるときはほんと至福なのじゃー。

再び片瀬江の島のほうへ戻って、ビーチへ。江の島大好きで何回も来てるけど、夏の江の島も。泳ぐの初めて。サンセバで泳げなかったので、鎌倉の波に翻弄されてみた。なかなかの荒波。関東ローム層にはいまだなじめず、浜辺が黒いのがなんともですが。砂をのぞけば、やはりその風景、遠景はサンセバスチャンに似ている。しかし、浜辺の人種の偏り方がすごい。ナンパのひととナンパ待ちのひと。まあ需要と供給が完全マッチしている。サンセバにいっぱいいたおじいさんやおばあさんはいない。ファミリー色も薄い。こどもがいないのは、もしかしたら放射能の影響かもしれない。くりからもんもんのお父さんが三歳くらいの娘とずーっとあきずに波打ち際で遊んでいて、心和んだ。背中の龍はずっとこちらを威嚇してるんだけどね。
インターバルおいて三度海に入り、ごろごろっとずぶずぶっと波と遊び、いのちからがら浜へ生還して、海の家でシャワー。
すぐ目の前の見晴らしのよいタワービルへ。
カーネーションライブ。ここでやるのは二回目らしい。240度くらいのすばらしいパノラマ。夕景と富士山。ブラウンノーズ選曲のラインナップがよかった。パラキート・・・大すきなアルバムだ。あとリアルマンのシングル、よく聴いた下館の家を思い出す。天国、ぬけがらとかげろう、アンブレラ、もう懐かさと、夕景で、演奏されてもないのにぐっばいさよならばってぃんぐましーんまで聴こえてくる。ブラウンノーズ一号はほんとにカーネーション好きなんだなー。