半ドン、昼寝、サイクリング

yokkobukko2011-04-16

半ドン。ちょうど客がいないとき、Bと東京ばなな食べてたら、地震。けっこう強い。震源は栃木、新幹線とまったらしい。
よいお天気で、風は強そうだけども、気温も高く、サイクリング日よりなのだけども、アレルギーが・・・昼飯後、こたつでうたたね。というか爆睡。起きてもまだ日高く、行きますかね、サイクリング、やっぱり。
多摩センターまで、のらくら走る。乞田川の桜はもう終わりっぽいねーと残念がってると、風がびゅうと吹きぬける。道に降りつもった花びらがざあっといっせいに立ちあがって、あちらへ、こちらへ、波頭を立てて動いていくのがおもしろい。見入られる。
ユニクロで買い物して、いつものピザ屋へ。
夜、NHKでサンデル教授の究極の選択見る。東北大震災を材料にするというので、これは楽しみと思ったけど、つまらんかったなー。どうも散漫なまま終わった。サンデルさんの交通整理はまあいつもどおりだけど。こっちの端とそっちの端、それぞれうしろはもうないという極端を見極めることで、もうこれ以上スリムにはならんというものごとの形、問題の形を浮かびあがらせる、のがこの先生の授業のおもろいとこなのに。だから本来は授業終わったあとからが本番というか、しばらく楽しめる大問題がいくつか残るはずなんだけど。今日も問題提示はいくつかあって、それぞれ考えてみる価値のあるおもしろいものだったけど、納得いかない展開ののちに、模範答案渡されたような感じ。いろいろ原因はあるだろう、対立項の設定がわかりにくかった、とか。とにかくなんか歯車がかみあってなかった。いしだいら、たかはしじょーじ、じゃぱねっとたかたは異物として保留されるのみだった。ちょっと多く混ぜ過ぎたのかな。幸せの定義とか、おもしろく展開できそうな反論もあったけどな。順番をぶっとばすと散漫になるということか。
じょーじとたかだは自分の立場を全面に押し出したがために思考停止に陥るはめになったわけだから、それはそれでいいんだと思うんだけど、問題はいしだいらで、彼は意図的にサンデルさんの命題提示を邪魔していて、ただそれだけのためにあそこに坐りにきたらしく、そのありかたはロビイストっぽかった。なによりあのひとには自分の意見というものがなかった。とにかく自分の立場を持たないようにそればかり努力しているようだった。いやしいなあと寒々した気分になった。
でも考えてみると、日本の優秀な学生さんたちにしても思考停止に至るのは早かった。一部の例外を除くと、自分の意見言ってるうちに停止に至るパターンが多かった(それ自体はかなりおもしろい意見というときでも、たとえばほかのひとの意見に対して反論を要求された際、展開がないゆえに、最初の発言をオウムのようにくりかえしてしまう)。
これってかなりおもしろいことに思える。サンデルさんの頭のなかになんか新たなアイデア浮かんでないかな。日本人を思考停止させずに語らせる方法あれこれ。とかそういう。