アブラハムの懐

ラザロを膝に載せたアブラハム

ヨハネの最後のコラールにアブラハムの懐という言葉がでてきます。これはもうロマネスクの図像では定番のモチーフで、地獄の門レヴィアタンとかいうでかいやつの口)とワンセットというか、こっちがあってあっちがあるみたいな言葉です。これがでてくると、やはり最後の審判を連想してしまう。受難劇のおわりに、いきなり。スケールでかくなるともいえるし、わたくし事にもどってくるというかんじもする。結局ひとごとじゃなかった、というような。しかしこの曲はほんとに天から降る甘い食べ物のように美しくて、とても地獄の門とか歌ってる気がしない。
コーラス終わって、外でると土砂降りの雨。このパターン多いなあ。今夕は誕生会催すのでごちそうの買出し。スペインのロゼワイン買ったが、肉ソース用に開けたマサラ酒旨く、ちびちび飲んでるうち、ビールかーっと飲みたくなって、ワインはやめ。なんか素敵な乾杯とかにならない。おっさん的な「おしゃあー!!」になってしまう。
夜、ふたたび義妹と甥っ子やってきたので、少しおしゃべり。NHKで昔のYOUの映像とか見る。あ、甥っ子のDS、トモダチコレクション少しやらせてもらった。ヘビメタとかアイドル歌謡の歌詞づくり、おもしろい。ひな形の歌詞を、単語単位で、同数の文字に置き換えていくだけで、シュールな歌詞が簡単につくれる。相対性理論とか、キリンジとか、実際につかってそうな手法だ。曲がけっこうキャッチー。琴線に触れる旋律もあったりして頭に残る。なんかいっぱいひとに会って今日はお腹いっぱいだ。