ジロ第十六ステージ

yokkobukko2009-05-25

山岳、今大会の天王山とも称される最難関ステージ。やると思った。やはり、やはり、やはり。サストレ優勝。なんだろ、この気持ち。ものすごくうれしい、です。
昨日は、勝てるステージをみすみすべルタニョリに呉れてやったと各メディアからぼろくそに言われたサーヴェロ。こういうときにいっさい舌戦に参加せず、いっさい惑わず、やることをやり、結果を出す、それがサストレなんだよなあ。かっこいい。ひたすらにかっこいい。チームメイトもみなしびれたと思う。パウウェルスは特に。こっから総合優勝はかなり遠いけど、あとのないディルーカは危うい賭けに出るしかないし、足を踏み外す可能性大だし、メンショフがこけないとも限らない。ひとたび表彰台に足をかけたからには、なるべく高いとこへ上るつもりだよね、サストレは。うむうむ、このひとはやるかもしれない。ジロが無理なら、ツールで一番高いとこに上るかもしれない。ツールがだめなら、ブエルタで。サストレはこけない人だ。今日、このもと同僚の背中を追いながらバッソはなにを思ったかな。バッソとサストレ、バッソとランス、ランスとサストレ、もう見るとこ多いよ、多すぎですよ。バッソにも静かに火がついたじゃないかな。一見消えてみえる熾火だからな、あのひとは。ぼっとくるかもしれん。
一方でアスタナのジロは終わった。いったい、ライプハイマーには、なにが足りなかったんだろう。経験だろうか。例によってピーキングの失敗もあるのかもしれない。でも彼の他人を責めない消極的コメントを読むにつけ、その性格なんじゃねー?問題は!?とかいらっともくる。くるんだけど。嫌いになりきれない。今日のポポの一見不可解な逃げ、たぶんなりふりかまわず一勝したかったんだよね、ブリュイネールは。サストレ大好きだけど、さすがにポポぶち抜いていったときは、身がねじれた。拍手しながら泣きました(まじで)。コンタ、テレビ見てるのかなあ。