ランス・アームストロング

yokkobukko2009-03-17

にわかロードレースファンなんで、断言することはできないけど、今年のパリ・ニースは格別におもしろかったんではないか? Bはまた三日目の悪天候ラボバンクの乱を見ている。わたしはわたしでリュール峠、コンタ大ブレーキ、最終ステージを見直してしまう。DVDボックスでたら欲しい。できれば最終、プロトンがコンタの逃げを容認したくだりを見たい。あとサンチェスのパンクのくだりも。
レキップのサイトでランスのインタビュー読んだが、わたしがすごいと思った(そして大方が認めた)常人離れしたコンタのあの精神的強さでさえ、ランスの目にはまだまだコドモというか、まだまだロスがあると映っているのだった。 どこまで求めるものが高いんだ、もしかして仙人?ヨーダでしょ! しかし記者からの質問に自分のピークはツール開幕日、とはっきり答えたランス。ヨーダじゃねーな、隠居気分ゼロだよ、このひと。つまり、ダブルエースなんだな、アスタナは、というかランス的には!
どうせなら違うチームで、がちんこ勝負、見たかった。
で、あくまでもコンタ閥ではありながらも、敵をよく知るためにランス本読んでいる(「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」)。そして、ただただ敬服。年下なんだけど、人間の先輩という気がする。尊敬に値するひとなんだ。その平等精神に感銘受ける・・・最初、僻みや傲慢にとらわれたアメリカの片田舎の青年が、ヨーロッパの伝統スポーツの世界で、そして癌との闘いで、人間として完成していくんだけど。ランス自身は自分は一度死んで、完全にちがう人間として生まれ変わったのだと表現しているけど、はたから見ると、もともとの鼻っ柱の強い田舎モノだったときもランスはランスだったし、いま鉄人であるランスも、より完璧なランスへの一過程ということじゃないかと思う。いや、まだ読書の途中なんで。結論は早すぎますが。