道草

yokkobukko2009-02-23

「道草」読了。もしこの本から漱石読みはじめてたら、ここで挫折していたかもしれん。でもでも、このまとまりのない感じが魅力ともいえる。夫婦の会話とか、ちょいちょい、おかしみがある。相性が悪いとか、うまが合わないとか、その逆とか、結局、ある局面の形容でしかないのかもしれない。一方で家族、夫婦の縁はしぶとく、わたしにとってはいちいち頷くことばかり。いちど起こったことは、けっして片付いたりしない。これも生きててちょくちょく実感するところだ。