一日じゅう雨

yokkobukko2008-09-29

今日は朝から雨模様。寒いのでウールのカーデガンを出して羽織る。もう初秋を通り越している。季節のめぐりが早すぎる。
夕、スペイン語のレッスン。通常は火曜の午前なんだけど、いつものJ先生がシンガポールへ旅行中ゆえ、替わりの先生の都合でこうなった。今日の先生はペルー人。ナチュラルスピードで話すひとなのでまったく聞き取れない。耳の訓練には、このくらいのスピードのほうが、ほんとはいいんだろうけど。消耗した。
写真は週末の語学のクラスで一緒になるおじいさんから借りた本。このひとだけでなく、語学学校のおじいさんがたが、やたらわたしに本を貸そうとする。なぜ?モテ期到来か。これは有名な料理研究家辻静雄が書いた本。非常におもしろい。グルメとか通とかいうひとは、ほんとはぜんぜん気取っていないことがわかる。だって、しゃれがない。結局、求道者というのは、異常者なんじゃないだろうか?最初はそうでもなくても、このへんでいいか、というのがないから、いずれはかならず異常の域に入る。そして結局、ほとんどの人間になにを必死にやっているのか、なにを賭けているのか理解されないし、もちろん本当の意味でのフォロワーもいない。孤独な種であろう。辻さんも、「料理を作って生きていかなければならないように運命づけられた私たち」と自負している。最近消息が知れた友人Kさんもこの種のひとだろう。ジャンルはちがうが、エンケンも。こないだテレビでみたスライも(よぼよぼで、胸が痛むライブだったけど)、ジョビンなんかも。

 

 夜はちょっとごちそう