秋学期スタート

yokkobukko2008-09-27

語学の日、復活。同じクラスの人に言われて気がついたが、わたしが勝手に夏休みにしていただけで、ほんとは8月末までしっかり授業があったらしい。なんというか・・・だらしない話です。秋はしっかりしなくては。ラテン語は一年の初級カリキュラムを終え、これからは中級のクラス。いよいよ原典を読む。テキストはタキトゥスの「年代記」とオウィディウスの「変身物語」。まずはお客さんとして授業参観。今日はタキトゥスの日。難しすぎて、むしろわくわくしてくる(難しさの実感がまだわかない)。しかし初級クラスより生徒の年齢層が一層高い。平均65歳は越えていそう。おじいさまが目立つ。なかにこの夏アルルの道を歩きコンポステラ巡礼を果たしたという爺さまがいた。ゆっくり話を聴いてみたい。
ロランの歌」読み終わる。シャルル大帝の時代、現在の仏・西国境のロンスヴォー峠で、サラセン軍(スペイン回教徒)と闘ったフランス(フランク王国)の英雄を讃える詩。ロラン死んでから(って、死ぬ前もだけど)、ずうっと戦で、ちょっときつかった。次から次へと参戦する者たちの名前が憶えきれず、さきから流出してく。敵味方なく、勇ましいひとは美しい、という価値観。終盤、ロランをはめたガヌロンの裁きをめぐって再びひと悶着。いちいち派手です。活劇だな。中世は、旅芸人が、村々をたずねて、これをヴィエル片手に朗吟した。おおげさな口上や、はげしい戦いぶり、華々しい死にっぷりにも拍手があがったのかもしれない。