再会と驚き

yokkobukko2008-09-25

前に書いた、ずっと翻訳の仕事で世話になっていた編集者で、最近転職をしたY田さんと飲む。代々木上原のワインバー。直接会うのは一年ぶりくらいかな。おつかれさまと、これからの活躍を祈って花束おくる。考えてみるとこれまでプライベートで会ったことない。ふたりでなにを話すんだろう、思い出話だろうか、と考えていたけど、実際は、Y田さんの現在の仕事内容やその豊富など、話が尽きなかった。しかも前向きな話ばかりで、よかった。新しい仕事は、日本の文学を外国に売る仕事。いままでとベクトルが逆だが、やはりおもしろそうな仕事だ。編集の仕事も完全にやめたわけではないらしい。まあ、フリーでもできる仕事なんだろう。大きな会社を出て、会議から解放されて、心が健康になった、というようなことを言っていた。はじめて会ったときは大学出たばっかりの新人さんだったが、しっかりキャリアを積んだんだな。傍らで、わたしはなにをしてきたんだろう。
さて、そこで思いがけず、ずーっと消息不明だった友人の近況を耳にした。翻訳どころか、語学とまったく関係ないことやっている!なんか、驚いた、驚いて、すこーんと、抜けた、というか、なんか気持ちよく意表を突かれた。そして、翻って、それに固執している自分の不自由さを知った。なんか自分に足りないものをみなが持っている気がして、いてもたってもいられない感じになる。
・・・これを書いているいますぐにもその友人に会いにいきたい。でも会いにいってもいいのだろうか・・・いけないような気もする。