バッハ・コレギウム・ジャパン

コーラスやっている、バッハ歌おうとしている人間からみると、はるか遠いスターダム、それがBCJ。最小限の人数で、きれのいい音させてます。はじめて聴いた。バッハのカンタータシリーズ第何弾かは忘れた。場所は初台オペラシティ。
曲目は「讃えよ神を、汝らキリストを信じるものよ、いざともに」、プレリュードとフーガ ト長調、第151番「甘き慰め、わがイエスが来られる」、第57番「幸いなるかな、試練を耐え忍ぶ者は」、第158番「平安あれ、汝に」、第110番「われらの口には笑いが満ち」
第二部の「平安あれ…」ソプラノソロとオーボエのユニゾンが美しかった。オーボエって人の声みたいだ。ソプラノに寄り添うようにして歌う。とても心地よい。
初台オペラシティのホールもはじめて入った。高原の木造の教会のなかにいるような涼しい建築。それにしては巨大だけれど。がらんとしたバジリック風で、天井高く、自然に目線が天頂に向かうような、上昇イメージを喚起するつくり。なにより音のためにこんなつくりなんだろう。
実際、澄んだ音が高らかに飛んでいく。きりっとした、いいコンサートでした。