本番は一瞬


Bのスマートフォンでライブ情報を得ながら、レースがやってくるのを待つ。ただひたすらに待つ。

2時間くらい。途中、山の中でトイレ。ビールめ!
予測時刻よりずっと早い(この日は異常なハイペースでレースが進んだ)。17時20分くらいだろうか。レース近づいてくる気配。先導バイクの音。そして曲がり角を一番に抜けてきたのは、

コンタドール
バルベルデ、プリート、フルーム・・・どうなってんの、まだ第三ステージだよ!なにこの本気の展開は!!
コンタ、コンタと飛び跳ねる(あとでJスポーツの放送見たが、わたしとBはしっかり映っていた。そしてほんとに飛び跳ねてた)
興奮しました。
 
ベンガベンガベンガ(いけいけいけ)、沿道はもうベンガがごおーっと響きわたる。隣にいたカップルはオランダのひとかな。こちらと顔を見合わせて「ベンガすごいね」。
しばらく遅れてばらばらと先頭からちぎれた選手たち。アントンや、コボ。
テンダムなどなど。プロトンはちりぢりです。
グルペット前の小集団。このへんのベンガはさきほどまでの闘争的なやつでなく、今日はよくお仕事したよね、グッジョブ!の意。
日の丸ジャージ発見。土井君だ。
「土井ー!がんばれーー」と叫んだら、首をくるくる振って、我々を見つけ、Vサイン。おお、っと沿道のオレンジ応援団も、我々を見る。なんか恥ずかしいけど、誇らしい。
ベンガでもアレでもなく、わたしたちには「がんばれー」があったよ。
すべての選手(200人くらい)が通りすぎ、みなが終りを認めると、いちおう沿道の応援は終わり。山を下るひと、バスに乗るためか、あるいはゴールの興奮を見るためか、山頂を目指すひとに分かれる。我々も山頂へ。険しい山岳などでは、ゴール着いた選手が山降りるためにコースを逆走してくるんだけど、誰も降りてこないとこみると、山の反対側への道があるのだろう。
ゴール前の展開は大方の予想どおりプリートVSバルべルデのスプリント勝負。バルベルデ優勝。ゴール着いたら、まだバルベルデいた。
さきほどトイレを借りた山小屋バルで小ビール。
その近くにテレビカメラバイクがたくさん停まってた。珍しいので写真。
 蒸れ防止かな  
ドライバーさん、かっこいい。

ドライバーさんとも記念写真。

いやー、ほんとにおもしろかったな。待つってことがあんな楽しいとは。