アンサンブル・カペラのジョスカン

近江能楽堂。賛歌「アヴェ・マリス・ステラ」を定旋律につかった通作ミサ曲のレクチャー講座。定旋律がほらこんなふうに、ここに、というような話が一時間と演奏。定旋律より、ジョスカン節のが強く入ってきて、いやーどこ切ってもジョスカンジョスカンだわー、って気がした。これでは講義した花井先生ががっかりだろう。合唱のかたがたの声。倍音の響きがびーんと。これがもしや明るい音だろうか。バッハ歌うときはここまで響かせんよね、きっと。もっとぼわっとさせてる気がする。ルネッサンスはこうなのか。たしかにヨーロッパの教会の響きはこんなだった。びーんとした音がトランセプトをのぼっていく。歌いたくなりました。客席にシャンブルのA木さん夫婦とモローのH庄さん。