聖ゲオルク教会はいいひとわるいひと?

yokkobukko2011-08-23

我々はプロの合唱団ではありません。素人、アマチュア、その名の通り、愛好家集団です。演奏会といっても、教会にショバ代、いえ、きちんとお布施のようなもの(お金)をお払いし、また、このたびの演目はコラールなので、教会のカントルさんにオルガン使用料と演奏代をもお払いして、つまりきちんと契約手続きを踏んでそこに赴いているのです。
であるから、ゲオルクのカントルさんはその責任をきっちり果たさないといけないのです。が、のっけから朝のリハーサルをすっぽかし、それだけならまだしも、遠くから来たオルガニストにオルガンを貸しており、そのひとも頑固に自分の権利を主張し(まあ当然ですが)、そのため教会内でのリハーサル許されず、我々22名、放浪の民に。コーディネーターが急遽近所の修道院に交渉、そこの美術館スペースでリハーサル。中世の木彫り聖像の展示のあいだで歌う。なんかそれはそれで贅沢だけど、例の先生の持っている電子音叉で音が取れないうえ、先生脳天に血上ってるし、狭い石造りの展示室内の反響がはんぱなく、不協和音にまみれて、みなぐったり。いつものパターンで先生のイライラはみなソプラノへと向かう。うわー、もう音楽嫌いになりそう。
幸か不幸かランチタイム。とりあえず用意されたレストランへ。感じのいい地元料理店。しかし・・・あれは鱈、塩鱈かな、大味なお魚とすぴなっち。はっきりいって不味い。とても。みなブルー。
早目に教会行ってリハーサル頼むが許されず。教会前の広場でアカペラで歌う。だめ、やっぱ音あってない。
時間になりオルガンのあるバルコンへあげてもらう。予定では2時からの30分、演目はマタイ受難曲のコラール全曲と、ヨハネ受難曲の40番のコラールになっている。が、オルガニスト(たぶんあそこのカントル)、2時20分に予定が入ってるから、20分までとか言い放つ。な、な、な・・・もう絶句。いきなりのぶっつけ本番で、ほんのすこし押したけど、きっちり予定の演目を歌いきる。合唱はよかったと思う。一時はどうなるかと思ったが、うまく響いたと思う。客がいればもっと楽しかったろうなー
さて。音楽はビジネスとはちがう。あのカントルはアーティストなのかもしれない。バッハだって、下手っぴーが嫌いで、よくもめごとを起こしている。しかし、このたびのカントルさんの所業は、どうだろう。約束、それも金の絡んだ約束をしたうえでこれはどうだろう。だめ、とりあえず、だめなひとだと思う。こんなことを日頃から繰り返しているのだろうか。権威があるひとはこういうことしていいのだろうか。