宴つづく

yokkobukko2011-04-30

朝起きると多少の二日酔い。今日は受付仕事なので、まずい。昨夜はそんな飲まなかったはずなのに、いよいよもう酒が飲めない体になってしまったのかもしれない。仕事中に一回ケロる。
土曜の昼ごはんはお姑さんがつくってくれる。ケロったのがよかったか、意外と食べられる。もう大丈夫。
夜は恒例の家族会。たまたま宴が続いた。イタリアン。やはり酒はもう飲みたくないと体が言っている。義妹家族はデモ帰りだった。反原発脱原発を訴えて渋谷を練り歩いたらしい。千人弱の静かな平和な行進だったという。ふたりがデモに参加したとかいう話はこれまで聞いたことがないので、たぶん初めてのことなんだろう。
翻訳師匠が前にツイッターで、デモは数が勝負だ、みたいなことをちらと話していた。それが本題じゃなかったから、本人はそんなこと言った覚えはないかもしれないが、わたしはしみじみそういうものかと思ったのだ。そうかひとりひとり、個人の顔、個人の考えはそれぞれ大切なところにとっておけばいい、犠牲にする必要はない、ただシンプルに、共通のスローガンのもとに集まって、行進してそれを表明して、あとはまたばらばらの個人として帰ればいいんだ、とずいぶん気が楽になったものだ。万人単位が同時に静かに平和に行進したら、社会に影響与えられるかもしれない。
はじめての本格的社会参加が興奮を呼んだか、いつもは黙してゲームなどに没頭してしまう甥っこも上機嫌で宴の場に身をおいていた。なぜか最近はまっているという歴史の本を広げていた。租庸調とか、なつかしすぎて、人生でその語をまた発音する日がきたことに驚いた。「遣隋使ってなに?」「唐ってなに?」「新羅百済ってなに?」なんかわくわくしてるんだろうなあ。参考書というのをはじめて買ってもらって、本格的だ、こりゃほんとの勉強はじまったと嬉しかった小六の気分を思い出した。
あ、プレゼントをもらった。冷え性だからと足湯セットと外国の漫画と手作り鍋敷きと中国のふりかけ。