宇都宮の朝

yokkobukko2010-10-24

早朝5時、いつもの時間、かばんの中のケータイ目覚ましが鳴る。切るの忘れてた。もう一時間寝て、6時起床。シャワー。コンビニで買っといたパンとスープ。
ここは町はずれのビジネスホテル。逃走中の犯人か、こだわりのない昭和のサラリーマンが泊るような。むかーし、家族旅行で神戸に行ったときこんなとこに泊った、あと会社時代に出張で泊った、瀬戸内の島と、浜田で。部屋は狭く、空気全体にタバコのにおいが染みついている。ベッド横のテーブルの上の窓、ガラリと開けたら下の道路に落ちそう。しかもちょっとやそっとのことではこのタバコ臭は抜けてかないだろう。そのテーブルの上にペイパービュー・テレビ。アダルトビデオの時間表、ツイッターのつぶやきみたいなタイトルおもしろいんで、五分くらい見てしまう。もちろん地デジ対応はまだ。壁紙は色あせて、染みだらけで、あっさりした姿見が貼り付けてあり、横にドライヤーがついている。鍵には部屋番号の彫られた長い直方体のプラスチックがついている。なにもかもが懐かしい感じ。
好んで泊ったわけでなく、単に中心街のホテルはみないっぱいで、ここしかなかった。夜寝るときは幽霊出そうで怖かったが、朝チェックアウト時に、フロント横の食堂見たら、おいしそうな家庭食、奥さんと旦那さんふたりの家族経営なんだな。朝ごはん食べてもよかったな。しかしふたりで一泊八千円はすこし割高な気がする。