ひさびさの美術館

損保ジャパンの美術館でウフィッツィ美術館の自画像コレクションを見る。おもしろかった。目玉はレンブラントとアングル、だろうけど、ほかの画家たちの自分の顔に対する態度はかなりおもしろかった。コスプレ具合も、本人のひととなりが出る。女性の場合、かわいいと、どんだけ自分好きなの、と思う。コレクションの存在自体が認知されてからのそれは、画家の自意識とか、ステータスに対するあこがれやら嫌悪やらが屈託になって、画面に出てくるんで、ほんとおもしろい(ひとごととして)。アングルの顔はかなり屈託。
時代も広範、代替わりしながら、集めてきただけあって、数あると価値がある、というものもあるなあ、と思った。知らない画家でも、へたっぴでもかなり楽しめる。サイズの小さいものが好みだった。
帰りに下高井戸でベルギービール二杯。不幸という名の。苦い。衝撃的に苦い。やっぱりわたしは白ビールがいい。