右岸歩き

無事自転車返せてほっとした。ちょっと解放感(これが結果的によくなかった)。道路渡ってマレ区へ。ピカソ美術館の前を歩いて、ぽくぽく、歴史図書館の前庭で休憩、カルナヴァレ館外観だけ見る。このへんも中世だなあ。中世後期。しかし中世後期の町に、エグゼクティブなスーツとかブランド店とか、センスのいい雑貨屋なんかが入っていて、物欲まみれの観光客がわんさと歩いている。これはこれでやっぱりおもしろい。洋服屋には入らなかったけど、巨大な本屋さんに入った。最初古本屋かと思った、なんか間口がぼろかった。建築、アート、大型写真本から、文学、歴史、まんが、ポスター、相当な品ぞろえだった。三階まであって、放ったらかし、万引きされまくりそうだ。居心地よくかなりゆっくりした。なぜかアジア系の新郎新婦が入ってきた。常連?区役所の近くだったからか。長居したが結局なにも買わなかった。
そのままサンルイのほうへ下っていってもよかったが、なんとなく右へ折れ、サンジャックの塔が見えるとこまでずんずん歩く。途中、自転車屋のショーウィンドーにCSCの黄ジャージ、サストレのだ!しぶいっすね。
サンジャックかぶりつきのインド料理屋に入ったのが十一時半ころ。ここはコーラス旅行の帰りにぶたと来たとこ、Bを連れてきたかったんだ。最後のランチがカレーでは、もうこの一週間、二度を除いて、エスニックしか食ってないのー。キングフィッシャー旨い。
わたしはベジタリアンの定食。
Bはチキンとなにかの二種カレー。前も思ったが、フランスのインド料理屋、最初にサラダが出るのはわかるとして、なぜ次にナンが出るのか、ナンだけが出て、カレーの前に食べきることを軽く要求されている。カレーにはご飯がついている。ナンが前菜なんだなー、お、シャレですか、みたいな、のんびり会話して、チャイまで飲んでて、時計見てやばい。1時過ぎている。フライト3時半だぞ。