親来て、去る

yokkobukko2010-06-08

親はまだ弟の家にいる。あんま長々顔つき合わせてると、だんだん疲れてくるし煮詰まるので、気分転換にうちにも一泊しにくる。これは昨日の話。夕方やってきて、下の姑さんと挨拶、みなでスペイン料理店へ。あとで姑さんに「Yちゃんがお父さんをいじめるのは、愛情の裏返しなのね、今日わかった」と言われる。(Yちゃんというのはわたしのことです)うーん、この発言でいちばん引っかかるところは、「いじめる」というところです。いじめていません。
まあ、昨夜はみな適度に酔っ払い、父母ともに孫疲れからかよろよろしており、見ていて胸がつぶれるような気分になり、帰宅して風呂に入れてさっさと寝かせた。朝、できれば午前はゆっくり仕事をしたいと思っているわたしの横で、がんがんに音声高めてテレビ見る父母に(横で、こんなこれみよがしに仕事してんのにさ)まあ、なんつか、すこし苛っとして、なんかちょっと冷たくしたら(隙を見てテレビを消してやった)、まだ十時にもなってないのに、もう帰るとか言う。外はどんより曇っていて、雨になりそうで、昼まで静かに寝っころがってりゃいいじゃんと思うのだが、出かけるといってきかない。東京物語杉村春子になった気分です。世の親子さんたちもうまくいってないかもしれませんが、自分のことになると、どうしてこう落ち込むんでしょうね。話が合わない、まったく通じないというのが、落ち込みの原因で、なんでこんななっちゃったかね、と昔、世界のほとんどをこのひとたちが占めていた遠い昔を思い出したりして、胸の裏っかわに疲労がたまる。ところが意外とむこうは平気そうなんだなー。記憶も都合のいいように修正されてて、同じ過去を共有していないことも判明。
そうかむこうは最初から大人だったからな、フェアじゃねーなーと思う。