第七ステージ 

中級山岳。雨。未舗装路あり、頂上ゴール。なんかわくわくする天気だ。長い未舗装路は、ダートというより、泥のプール。自分が変態だと自覚した日は・・・ひさしぶり。ねっとりした泥を跳ねながら、体の前半分ねっとりチョコ状の泥をかぶった男どもが、ロードバイクがしがし漕いでる。なんなんだ!これは。この喜びは!という。マウンテンバイク出身のエヴァンスの漕ぎかたは独得でかっこよかった。上半身、とくに長い腕を中途半端に曲げたまま、肘から先をぴたっととめて、ハンドルを振って、自転車を左右に振りまわす。あれでバランス取れるのか、と思うんだけど、いちばん速いし安定している。ヴィノも速かった。クネゴも。しかしエヴァンスが一番速かった。レースにいちばん集中できている。ステージ優勝はエヴァンス。リーダージャージはヴィノに移動。リクイガスには受難の一日でした。この調子でレースが荒れるなら、あと二週間、4分くらい遅れててもなんとかなるかも。おもしろけりゃいいのか!?というあほみたいなコース設定が連続するジロ、いまのところかなりおもしろい。でも途中で疲れてしまいそう。最終的な優勝予想、ぜんぜん立たない。