コーヒーカンタータ

yokkobukko2010-03-26

この曲まだ聴いたことないんです。たださっきからコーヒーめちゃめちゃ飲んでて、ディスクユニオンでもらった卓上暦の四月のバッハこっち見てるし、ふっと連想。
昨日くらいからなぜか突然タイライクヤの密かな線という歌がやってきて頭に響いている。すごくすてきなミュージシャンだったが引退してしまった。
耳鳴りの遥か向こうで淡いものは次々とその
輪郭を見せてくれるよ 瞬いた後に
街のオリオンが輝きを増してく
古ぼける夜と ここで費やす季節との交差を
僕は指さしながら 未来に触れて思ってる
余裕で口笛吹きつつさりげなく 揺るぎないハートで
ぼんやりなまけてるだけで弱いとこがまた一つこぼれて
新しい感覚を身につけたみたい
あふれそうなほどキラメキを増してく
手前の数秒 ずっとずっと手のひらを見つめてる
僕は普通に生きて 10年先も彷徨ってる
無限を信じる裸足の夏の日を 抜け出せないまま
点と点を密かに 願い星が結ぶから現在は
これでいいのだ きっと
優しく風は吹いて つまりは君を想ってる
知らないあいだに導かれているの? 全部
抱きしめあってボクらは大人になったよ
無限を信じる裸足の夏の日を抜け出せないまま

書き出してみると、なんでかな、と思う、詩として完成しているわけではないんだろうけど、この感じはなんだろうか。このひとがこれ書いたとき感じていたであろう、あわい先の可能性とか、たしかな誰かに対するあったかな愛情とか、をたしかに共感する。どんなにすれっからしで意地悪になって地獄行きを宣告されそうなくらい薄汚れても、ここは踏みにじれない、ここはぜったい、という。曲もいい。あいまっていい。