どこまでも白い

冷えてきたと思ったら雪です。風呂掃除で窓あけて気づきました。いつも黙って降ってくるよね。
とくに忙しいでもなかったのに、もう金曜日なんだな。これは日々の記録としてのブログなんだから、あとからでもぼちぼち埋めていくつもり。いまはちりちり降る雪みています。手前か、奥か、降る雪を追うと視点がぶれて、遠近感が乱れますね。空が白いなあ。けやきのこずえが高いなあ。
いつぞや友達と飲んだ夜からずっと考えているんだけど、「いい子ぶる」とか「いいひとを演じる」というのは「媚びる」ということではなかろうか。あのひとはわたしの目から見ると、けっして媚びるひとではないけど(自分以外のひとをむやみに立派だと看做したり、少なくとも自分よりましだと考えるのは、最終的にはそのひとを否定しているのと同じことだ、と頭ではわかっているけど、たまに僻みが態度に出て敏感なひとを怒らせてしまう)、彼女には彼女の媚があるのかもしれん。で、いい子ぶるのをやめる、媚びるのをやめるとどうなるかというと、余計(なこと)がなくなる。いきなり本質の突合せですよ。吹きっ晒しですよ。こちらが空っぽならば空っぽであることに耐え、たがいのあいだがいまだ空っぽならば、空っぽのまま対峙する。そうとうな忍耐というか、ハラの据わり、すくなくともわたしにとっては勇気が要る行動です。各所で(語学ボランティアの場とか、学校とか、職場とかで)一回くらいずつ実践を試みたけど、媚び根性、染み付いているようで、沈黙や空白に耐えきれないで、反動で過剰に媚びることになった。自然にやれてるひともいるけどな、とまた他人を僻んでしまう。ぼちぼちやります。