うちで撮影!

yokkobukko2010-02-01

映画を撮っている義弟が我が家を撮影に使いたいというので、家あけ渡して、Bの仕事終わるの待って、階下の住人姑と、夫の撮影の手伝いをしていた義妹と甥っ子とで外へ食事に出る。外は雪、というかみぞれ、寒いはずですよ。食事終わって店出るとすでに十センチくらい積もっている。いつもはクールな甥っ子が家に帰りつくなり、雪のなかに飛び出していく。あー、夜九時すぎてますがー。オレンジ色の街灯のもと、剥片のような雪が、闇からつぎつぎに現れてくるのが、恐ろしいほど美しいです。こどもでなくてもよばれます。ひとけのない商店街と、そのまえに佇む小さな公園のありようが、なぜこうしっくりくるのか。懐かしいような、これはなに。匂いのせいか。撮影おしてるし、家にはまだ帰れないし、ちょっとやけっぱちな気分でもあり、甥っ子とBと雪合戦。十分ほどで息切れ、木の二股にわかれる幹に雪だるま載せたあたりで、我にかえり、ギブアップ、姑宅に避難。Bはそののち三十分くらい、甥っ子はそののち四十分くらい、帰ってこなかった。