居酒屋で大合唱しておこられる

yokkobukko2009-12-13

朝、うちのリフォームをやってくれたH木さんが設計した個人住宅のお披露目へいく。業界ではオープンハウスというらしい。二十坪くらいの敷地にたつコンパクトハウス。真っ白。現代建築というのはかっこいいけど、住む人に覚悟を要求するような不便さもあろう。でも出来具合を見に来た施主さんのこどもたちの興奮ぶりを見ると、利便と相反するものにこそ、こどもの喜びはあるのかもねーとも思う。むかしお気に入りの公園にあったぞうさんの形した滑り台か、蛸の滑り台か、どっちかに住みたいと思ってたもんな。
そのうちに元同僚のW君と、H木さんの奥さんYさんと愛娘のAちゃんもやってくる。Yさんに会うのは一年ぶりくらいかな。このひともわたしの元同僚だ。お元気そうと思ったが、最近転職した理由がストレス性の胃潰瘍だったと知る。新年会でもやりましょう、といって別れる。
ひさびさのコーラス。先生、だいぶ腰はよくなったらしいが、まだ重いものはもてない。それと階段昇降はできない。今日やったのは、コラール数曲と、おまえたちの誰かが裏切るよといわれて、あたしはちがいますよ、と弟子が答える短いパッセージの音符拾い。一回ではとても憶えられない。本格的練習はやはり来年からになる模様。来年早々に、コーラスも二部に分かれる。練習後は居酒屋で忘年会。乾杯後、幹事のAB沢さんが切り貼りしてつくった歌本が各自に配布される。日本の童謡や歌謡曲ロシア民謡もあるし、カンツォーネもある。歌声喫茶の要領で二、三曲、大合唱をやったところ、すぐに店員から厳重注意が入る。防音設備ないし、そりゃそうだろ。二十人からの大合唱ですよ。トイレ行くとき見たら、薄い壁の裏はボックス席になっていて、年配のご夫婦、妙齢のカップルがまったり静かに飲んでいる。席もどって、もうぜったい静かに飲もうと周りに伝えるが、みな酒入ってるし、なによりアーティスト気質のひとびとが多く、ちょっと油断するとすぐに歌がはじまってしまう。みんないい大人なんだが。いいこぶってるわけでなく、小物なんでしょうよ、あたしは、と言ったら、僕もそう、とBが言ったので、おかしかった。