親と旅ル

yokkobukko2009-11-04

二日目。Aちゃん、じいさんどもに甘やかされて、日々わがままに、そしてデブになっている(気がする)。ま、いっか。食後に二度目の朝風呂。昨日湯船に浸かれなかったAちゃんをつれたLちゃんのお手伝い。Aちゃんかなり泣き暴れたが、なんとか風呂につかる。なにが怖いのか、本能的なもんだろな。動物として正しい、とか? 帰りに寄り道した鍾乳洞、あらゆる田舎に、とまではいわんが、まあ、日本中にいくつもありそうな(実際、栃木県塩原でひとつ入った)怪しげな(由来はともかく安全性が最も怪しい)、小さな洞窟で、山里きれて、車一台ようやく通れる道をスイッチバックしながらのぼりきったら、それだった。それにしても入場料400円は高いと思ったけど、なんつか、管理小屋というより住居らしき粗末な庵と傍らの畑と焼却炉と、そこにたたずむ婆さんの悪びれない様子見たら、まあいいかよ、という気にもなる。鍾乳洞というと、秋吉台のシュウホウドウを思い浮かべる人間には物足りない以前に、ほんとに鍾乳洞なの、これ?という疑いも残るけど、あと百年くらいほっといたら育ったのかもしれません。洞窟だけではものたらず、も少し上のほうにあるとかいう大岩の裂けたのを見に行った男たちを、庵の前の大きな樹木は楢かなんかだろうか、自動販売機もないし、喉渇いたまま、その樹の下のベンチで待つ。ひらひら落ちてくる枯葉ごしに高い空見上げながら、ひと月に何人くらい来場するんだろうか、ここ、と考える。捉えるひとの感性によっては、まったくちがった風景に見えるのかもしれんなー。
五日市の駅過ぎ、昼飯どこで食べようとかうろうろしているうちに、福生にまで行ってしまう。弟が好きな街。大瀧詠一の街ですね。エアベースのそばのレストランで福生バーガー。水曜日で閉まってる店も多かったけど、古道具屋、アンティーク、古着の店が並んでいておもしろそう。客が来るたび足りないことに気がつかされる椅子、ほしい。なんでもぽんぽん買っちゃうほうだけど、椅子はめったに買わないなあ。この日も買わなかった。