どこまでも続け

yokkobukko2009-08-19

休暇、最後の日、早起きして、西湖をひとめぐり。初日以外、朝はつねに、周囲の山に霧が出ていた。しかしこの周回、距離といい、景観といい、道のコンディションといい、すばらしい。
毎朝ここ走れたら最高だろう。  
 さすがにみな帰ったか
パンはじめてまともに買えました。コテージを掃除、自転車、荷物を車に積み込んで、いよいよおさらばです。カフェのムラジュンに挨拶、さいなら。 
ETCを忘れてきたので、帰りも下の道。道志みちをゆく。一週間前、自転車で走った道を逆に逆に、山中湖をとおりすぎる際、このあいだ見つけた湖畔のカフェに車寄せてみる。門が閉まっている。午前10時で、まだやってないだけなんだけど、なんだか西洋の物語にでてくるお館のように、あるいは遠野のまよいがのように、あのときだけ開いていたのかも、という幻想が膨らんでくるのをそのままにして、さようなら。
道志みち上りはじめて気づいたが、今日は自転車が多い。往くひと、来るひと、いずれにせよ峠の多い長い道のり、今日は暑くなりそうですよ、がんばってください、とひっそり応援。途中、ビクターのスタジオの入り口あたり、あひるの店で道草。
となりのカフェでトイレ休憩。
またコーヒー飲んでしまう。峠のとばくち、とはいえ、すっかり山の中というロケーション。こんなとこにお客さんは来るのか? まんががたくさん置いてあるからスタジオで煮詰まったひとがコーヒーのみにくるのかも。モンゴルのテントが似合いそうなふっくらしたお兄さんは一見強面だけど、物腰柔らか。サービスにオレンジ出してくれました。不穏な雲行きの空を見上げて、「こりゃ来るなあ」とつぶやいたのが、堂に入ってた。おんじか、遊牧民か、ネイティブアメリカンのようでもあり。
ふたたび道志みち、自転車、プロトン組んで、先頭交代しながら走ってくる。すごいな。道志温泉の看板につられて、横道へ。よいお風呂でした。
休憩所の縁側で、気楽な助手席のわたしとぶたはビールいただきます。
あてはクレソンのおひたし。
 カキ氷をこんなに連続して食べたことはない
昼飯は場所変え、となりの民宿へ行ってみた。がらすきで最初やらかしたかと思いましたが。定食980円。わたしはほうとう、Bは岩魚定食。どの皿もひとつひとつきちっとつくってある。ほうとうっておいしいものだとはじめて思った。しまった、ここあたりだよ。旅ではなるべくおいしすぎるもの食べないように、と気をつけている。ひねくれてるわけではなくて、旅心をたべものに占領されたくないのです。
ゆっくりゆっくり帰ります。津久井湖あたりで渋滞にあう。帰り道に、お墓参り。花買えず、ごあいさつのみ。
結局家着いたのは四時くらい。荷物降ろして、のたーっとして、姑のつくってくれたご馳走いただいて、休暇はいよいよおしまい。
いやあ、毎年のことながら、ぎっちぎっちに遊びました。