富士山四日目 前編

yokkobukko2009-08-15

十里木高原→山中湖
走行距離37.15キロ 平均速度14.8㌔/h
早朝、五時くらいから目が覚める。夜中に一度起きてトイレ行った。外眺めたが霧が出ていて、星見えなかった。雨はやんだらしい。風呂は六時半からだし。本棚物色。谷口ジローの「遥かな町へ」読みはじめる。そのうちにBも起き、朝のお散歩へ。
    
外はかなりしっとりしている。ペンション目の前の神社。昨日の雨、霧、露を吸って苔も嵩をましているかんじ。財布忘れてきたので、ごあいさつだけ。そのままぶらぶらとあたりを散策。当然ながら、道はのぼり道。きっと晴れていれば富士山見えるんだろう。昨日からそのお姿ぜんぜん見てない。すれちがったのは数台の車と、犬のお散歩さん、ジョギングおじさん。おじさんは坂をどんどんのぼっていってしまった。タフですね。我々はさすがにここ三日の疲れが足にたまっている。体重い。
湿気吸ってどんどん重くなる四肢。 
二十分ほど、どろどろ歩いて部屋もどり、フライング気味に風呂。昨日の宿もそうだったけど、高原らしい、木漏れ日はいってくる気持ちいい風呂。日焼けした腿がひりひり痛む。
朝飯後、ラウンジでコーヒーゆっくり飲んで、心の準備。今日はなんとしても山中湖へたどり着かなきゃならん。御殿場からの長い上り坂、上れるか不安。輪行袋の出番もあるかもしれない。案の定ウェア乾かず、そもそもが水着みたいなつくりなんで走り出せば関係ないんだけど、やっぱり気持ち悪い。宿のひとにお礼言って出発。
まずは御殿場へひたすら下り。どうせ須走へと北上するんだから、高原ショートカットできないかと思ったが、結局469号に戻ってしまう。すごい傾斜で最高速度50キロ越え。Bはタイヤのコンディションが昨日から悪いので、ゆっくり下る。しばらく広い草原が続くが、いつのまにか御殿場の町に下りている。道路狭いし、状態最悪だし、路肩もないし、歩道はそれというよりどぶに蓋しただけの細いがたがた道。歩道上がろうか迷ってるうちに、うしろからダンプに追いつかれ、抜かさせようとスピード緩めたら、制御失い、スリップストリームにひっぱられてどんどんタイヤに接近。ぞわわわと胸のあたりから疲労物質が出るかんじ、わかりますでしょうか?「こわい、こわい」と声出ている。結局ものの10秒ほどだったんだろうけど、肝つぶした。よくぞブレーキかけなかったよ、あたし。