富士二日目

yokkobukko2009-08-13

山中湖→本栖湖 走行距離49.84キロ 平均速度17.5㌔/h
高原の朝。木漏れ日気持ちよい。
  おいしい朝ごはん  
九時過ぎ。いよいよ富士山一周のはじまり。リュックに必要最小限のものものを詰め、車を隣の空き地に移動して、チェックアウト。三日後、無事ならここへ戻ってきます。宿の大将夫婦から激励受け出発。今日の旅程は、どういうルートでもよし、ともかく今晩の宿のある本栖湖へ到達すること。とりあえず旅のはじまりで元気も有り余っている。富士五湖ぜんぶ回れたら回りましょう、というノリ。まずは忍野八海へアプローチ。サイクリングロードを目指すはずが、フナック通りなる高原の道に出てしまう。しかし見通しのよい、気持ちのよい下り。おそろしくスピード出る。出てしまう。結局、忍野八海たどりつき、観光。去年も来たな。意外と暑いんですよ、ここ。すでに真夏のぎらぎらが深くて青い忍野の湧き水を照らしております。まだ十時すぎなのに、蕎麦食べているひと多し。我々は冷水にさらされたきゅうり。美味。ひんやり水に浮いた桃にも惹かれるけど、まだ午前だから我慢、出発。少し上ってから下り、138号へ。旧道なのか相当な渋滞、浅間神社を越え、車線増えると、道も快適に。富士急ハイランド前のファミマでコーラ休憩。のだめ読む。富士山の絵葉書も売ってるんですね。11時過ぎて少し腹減りました。河口湖の湖畔でなんか食べられるかな。138を右に折れて河口湖へ。
少し南岸を走り、大橋越えて、北岸へ。
美術館とかあるあたりに自然公園があって、富士山の眺めよし。しかし今日は日差し強い。高原で湖畔、しかし太陽はむしろ近い感じだ。このまま道路に叩きつけらそう、そのくらい暴力的な日差し。釣客向けの民宿の食堂でわたしはカレー、Bは中華丼。どちらもレトルトものだったが、なぜか配膳に時間差があった。鍋がひとつしかないのかもしれない。エネルギー入ったんで少し元気になりました。さあ、次の湖を目指すぞ!といいつつ、河口湖、大きいですね。とくに北岸、ようやく西の端まできて、西湖へアプローチ。
ここが今日のいちばんの難所でした。地図だと短い直線なんですけど、厳しい上り勾配で、とくにしょっぱな、初心者の弱い心をうちくだく長ーい男坂が待ってまして、とちゅうで足ついちゃいました。結局二度、三度、休憩しながら峠を越え、トンネル越えたら西湖。ここで休憩すればよかったのに、またも北岸、おしゃれげなカフェを素通りし、一気に端っこまで走る。疲れて判断力落ちているようだ。うしろからBにストップかけられて道端で休む。行く手には精進湖へアプローチする上り坂。うぎー。またか。道端でへたってたら、かっこいいロードレーサーが我々をパスし、ひるむことなく淡々とのぼりに突入していく。すれ違いざまに、涼しげな挨拶をくれました。がんばろ。
なんとか坂のぼりきり、
峠でエネルギー補給、Bはパワージェル、わたしはミルクキャラメル。ゆるーく左にカーブする高い橋桁の道路一気に下るとき、出ました今日の最高速度。けっこう高いところへ来ている。ちょっとひやり。精進湖の端っこ、赤池茶店でフランクフルト。いままでの流れならば精進湖もめぐってみるところだけど余裕なし。とりあえず本栖湖を目指す。
二時過ぎ本栖湖到着、今夜のペンションに行くと、案の定、時間早すぎてチェックインできない、んだけど、我々のしょぼくれた様子に同情してくれたか、部屋に通してくれる。
 かわいい白い洋館。窓枠もかわいい。
それでいて風呂場で女の死体とか見つかりそうな、女探偵が活躍しそうな洋館です。とりあえずシャワー。あびてたら、案内する部屋まちがえた、とか、もうここでいいとか、宿とのやりとりあり、最初からどたばた。
なにかいちばんわかっているメインスタッフがふたり今日からお休みだそうで、こののちも、いろいろ不手際あったが、ぜんたいにひとのいいひとびとなので感じは悪くない。女将さんのおしゃべりがとまらない、それだけがウィークポイントだろう。さすがに足売り切れ状態。風呂もあってはいってみたらひりひりする。気づいたらひどい日焼け。特にひざ上から腿がひどい。そしてふくらはぎ。こんなとこが焼けるんだな。予想してないから日焼け止めを塗らなかった。
夕涼みかねて、湖畔へお散歩。  
キャンプ村はすごいひと。みな夕飯の支度で火を熾している。中国、韓国のひとも多い。湖は、今日見たどの湖とも様相がちがう。まず波がない。葦のような水草が生えている。水辺であそんでいるこどもがつかまえたおさかなを見せてくれました。「おさかなを探せ」って物語の折り返しのキーワードなのです。もうおさかな見つけちゃったよ。湖畔でまったりしてたら、遠くに大人雑誌の撮影現場を発見。廃バスの裏手で、制服着た娘にポーズをつけるカメラマン(頭にタオルを巻いている!)。どんどん挑発度を増していくポーズ。と思ったら、遠くからの視線に感づいたか、あっちへいってしまった。
意外にも夕飯は和食でした。半分寝ながら完食。早寝。