山中湖へ出発

yokkobukko2009-08-12

山中湖→山中湖 走行距離18.75キロ。
旅のはじまりはいつもわくわくして落ち着きません。早起き。晴天。すでに蒸し暑い。
まず自転車の積み込み作業で一汗。前輪はずして、器具で固定する。が、それでも左右には動くので伸縮ロープで固定。一週間の荷物を押し込んでいざ出発。少し渋滞しているのか。しばらく走って、空気入れを忘れたことに気がつき、ふりだしに。
ふたたび仕切りなおして出発。上(高速)は混んでそうなんで、下を通る。山中湖までは道志道一本だからシンプルなんだけど、道志道、意外と長い、長いうえにくねくねしていてアップダウンも多い。自転車コースとしても人気の道だけど、これ自転車で走るのきついなー。
神奈川県と山梨県の県境の茶店で昼飯。
谷間にせりだしたテラスで、わたしは肉うどん。Bはやまめ定食。すずしい。下の川原でこどもたちが泳いでいる。このところの雨で水かさましているようだけど、大丈夫か。のぞきこむと、けっこう広い岸辺があって、そこがキャンプ場になっているらしい。自分もこどものころに、こういうとこで飯盒炊爨とかした。なんかわくわくで胸がいたくなるような、はじけると笑い出すような夏の気分は、一生忘れられないものになるんだろうな。
午後二時ころ無事、山中湖到着。湖畔から少し山側へ入った森のなかのペンションへ。チェックインには早かったようで、宿前で自転車を整備。
荷物置いて、さっそく湖畔を走ってみる。
まずは南岸から時計回りに、サイクリングロードと呼ぶには状態の悪い赤い道をひた走る。以前泊まったキャンプ場のカフェでジェラート休憩。とにかくこちら側は店も、歩行者も、車も多いので、のんびり、まったり走ろう。西の端からはじまる北側のサイクリングロードは湖かぶりつきだし、道も格段に良好だし、なにより湖越しに富士山が見える。
今日は雲にかくれているけど。ぐいぐい飛ばして、風に当たる。ママの森なる峠がいちばんの難所で、上級者には軽いウォーミングアップだろうけど、けっこうきつかった。頂上の茶店になだれこむ。もしかしてお休みだったのか、親戚のこどもたちやら犬やら内輪なムードに闖入してしまったが、ママはやさしくアイスティを入れてくれました。「どっからきたの?」と訊かれて「あっち」と答えるくらいあほなわたし。テラスは気持ちいいというより日にてりつけられて頭痛いくらいだったけど、富士山徐々にお目見えしてきて、ご褒美もらった気分になる。あとは激くだり。一周18キロくらいかな。ちょうどよい距離ですね。
ペンションかえって、風呂。シンプルだけど、パッチワークの壁掛けとか、レースのベッドカバーとか、センスよくていい。窓から裏の草むらと、高い木立を眺めて瞑想。本持ってきたんだけどね、本棚にまんがもたくさんあって、とりあえず今日は池田理代子の「シジフォスは憩う」を読みます。
夕飯旨かった。