日々つらつら

フォカッチャ?フォッカチャ?

たまには自転車以外のお話を
土曜にディクテという書き取りの授業を取っている。ひとつもエラーがなくなったら(つまり満点が取れたら)終了しようと自分で決めてしまったため、もう永久に終了できそうにない。しかしそこでときどき読まれる文学の一節がいつもいつも美しい。ブニュエルもめっぽう美しかったが、今回のジュリアン・グリーンのParisもまた、めちゃくちゃ美しかった。なぜだろう。一語一語を聞き取り、書き取る作業はけっして文学を分解しない。むしろ扉を開いてくれる。感性に毛穴があるならそんなものをも開いてくれる。ぴーん、ぴーん、どばっ、と(うう、美しくない表現やわ〜!)開く瞬間がある。おうちで先生の口調をまねて朗読してみる。