オーバーカミング

yokkobukko2008-12-02

ツールドフランス2004、チームCSCを追ったドキュメント映画。かっこいい映画だなあ。ちょっと音楽映画っぽい。アプローチが似てるのか。たぶん映像が色っぽいんだな。しかし、ほとんど男しか出てきません。最初は顔でかっ、としか思わなかった監督も、いつしか美形にしか見えなくなっている。誰がいいって、もうサストレ。前からまわりにいっさい振り回されない感じが好きだったけど、ますます好きになった。実直。内向的、というより内省的なのか。ほとんどが余韻の会話。思えば、わたしが会ったスペイン語圏の男性も、数人ながら、みな静かに話す人ばっかりだった。すっごくちっさい声で、ぼそっと冗談を言う。冗談らしいけど、なんか半分くらいしか理解できない。嘘とかも他愛ない、意味のない嘘を言う。
「こども、生まれるんでツール休みます」とか嘘だよね?「こども?21人ほしいね、あ、11人?サッカーって11人だっけ?・・・」って、それでおわり?なんなのそれ?という。こういうひとだといちどわかるとたまらん。すごく愛されそう。バッソはジュード・ローにしか見えんかった。