上野ふたたび

yokkobukko2008-11-06

早朝、B、仕事で新潟へ旅立つ。一泊二日の出張。階下の姑もいない。仕事もない。完全にフリー。今日は上野で、こないだ見逃したフェルメールを拾って、芸大図書館で催されている「輝く書物―中世写本ファクシミリ選」を見るつもり。
平日午前、さすがに空いてるだろうと思ったら甘かったフェルメール。午前11時前ですでに20分待ち。なんかほんとに人気あるのね。行列のうちに身を置いてみると、まわりから、集団ならではの高ぶる気持ちが伝わってくる。わたしなんか、もう、かなり不純な動機でここにいるなあ、と思う。もうなんつーか、スタンプラリーみたいな・・・ 展覧会に入ってもいまひとつ集中力も上がらない。なんか一日1枚くらいがわたしの受容力の限界かも。今日の1枚は、リュートを調律する娘。必死で、娘さんと窓のあいだのテンションにぶらさがろうとする。なんか、自分がなにやってんのかわからなくなってくる。やっぱ展覧会は苦手です。
ランチは芸大の学食 日替わりランチ480円
芸大の写本展、これはもう、前からすごい楽しみにしていて、フェルメール前菜ってくらいの意気込みで、乗り込んだんだけど、えっ、これだけ?という・・・拍子抜け。図書館の隅っこのガラスケースに展示された三冊は、どれもすっごく見たかった本。とくにケルズの書とか、カーペットページ全部見たかった。つーか、ファクシミリだもん、もっとこう気軽に見せてほしかったなあ・・・ それでもかなりかぶりついて見てたけど、相手はガラスケースのなか(それも見開き二ページのみ)、これならブルゴスのホテルの食堂のコレクション展示のほうがすごかったぞ。もうこのために家早く出てきたんで、午後の時間ががらんと空いてしまった。夜は幼馴染Nと吉祥寺で食事の約束。せっかくなので吉祥寺で年に一度のパーマをかける。
夕、いつものように若干遅刻してきたNと落ち合い、中華。五目やきそば(あんかけ)か、上海風かで若干もめる。のちカラオケ。