さよならシロス

いよいよさよならの朝が来た。6時の朝課。今日は主日だからか、冒頭からパイプオルガンが鳴った。といってもミュート気味の静かな音。いつもより長く一時間ほど。基本は節なしの朗読だが歌も多かった。宿に戻って風呂と荷造り。
8時からの賛課。だいぶ慣れたか、あらたに気づくこともあった(遅い)。祭壇をはさんで左右に分かれた人々は、パートといえばパートなのだった。交唱といえばよいのか、詩篇を一行ごとに交互にかけあいで歌いあう。ときにソロ、ときにパート全体、ときに左右一斉に。向かって右にいるひとのほうが、歌に関してはキャリアが長そう。上手いといっていいのか、いい声のひとが多い。礼拝のたび、賛歌はよく耳にしたが、いつも美しかったな。うん、次にはもっと構造をわかって聴きたい。
そして礼拝終わりの鐘。寂しさきわまる。数日間、美しい音をありがとうございましたと最後に礼。