回廊後

夕方の回はあっという間に時間が来てしまう(回廊の見学時間は4時半から6時まで)。もう閉館だ。裏山のほうへまた歩く。
  
あ、お昼のミサに出て歌っていた修道士さんたちだ。彼らは、今日の祝日のミサに参加するためによそからやってきたようだ。回廊でもみかけた。ウソみたいな話だが、記念写真を撮っていた。あ、旅籠のバルに入っていく。ビール飲むのかなあ。城門の外にあるこの旅籠は庭がかわいい。わたしたちも入ろう。庭でビール。絵葉書書く。
 

そういえばザルツブルグのビアガーデンでも修道士さん集団を見たな。
夕方の礼拝、晩課ヴェスペレ。知っている言葉が多いので、より気持ちよく聴ける。ヴェスペレ、やっぱりきれいだな。昼のミサの鬱屈した気分がふっとんでいく。
ホテルでゆっくり休憩して、10時からの終課へ。これまた静かで、美しい旋律の歌が多く、夜の聖堂の空気とともに沁みいる。一日の終わり、今日の終わりという実感。
   
昼はあんなにわいわいしてたのに、この時間になるとさすがに村の中央広場も静かだ。村の入り口にあるホテルのレストランで軽く食事。パスタの入ったスープ(コシードのスープ)とサラダと・・・ほかになんか頼んだかな覚えてないや(自家製ピカディージョ、電子辞書だとミートボールなんだが、来たのはスパイシー肉炒め、中華ぽくて美味しかった)。やる気のない注文のわりに、まちがえて(果たして本当にまちがえたのか、謎は残るのだが)ワイン一本、シードラ(りんごの発泡酒)一本頼んだりして、軽く仲間割れ。シードルはともかく、ワインはグラスのつもりだったんだけど、次からはきちんと言おう。

ワインはお持ち帰りにしてもらう。もう眠いっす。