涼しい朝、そして嵐

yokkobukko2008-07-27

朝4時ころ起きる。雲はあるけど、大丈夫、晴れている。頭上では月がまだ光っている。富士山が見たいんだよ、あたしは。のろのろ朝風呂に入り、支度をして外へ出る。この季節は気温上昇とともに蒸気があがるため早朝しか富士山が見えないそうなのだ。涼しい。寒いくらいかな。セーター着て、スカーフ巻く。うん、まだ夜露の味がする。ひんやり、そして瑞々しい。
富士山見えました。写真なし。朝日を浴びて少しずつ赤みを帯びていく。が。もう見る見るうちにもくもくと雲が昇ってくる。まだ隣の道路を走る車も少ない。静かです。暫しぼんやりして、湖畔へ下りる。意外なことに、ボート小屋の朝は早い。朝釣りのひとがいるのだ。昨日はしまっていた艀の門があいている。先っちょまで歩いてみる。湖ではなにが釣れるんだろう。振り返ると頂の隠れた富士山。そして長い長い裾野。いいとこですね、ここ。家からも近いし、また来よう。
コテージに戻って少し寝て、朝ごはん。ザッツ・エコ、というかスローライフというか、そういう朝ごはん。値段が高いといって怒るひとがいそうだ。
              味はもろわたし好み
コテージにもどってチェックアウト時間ぎりぎりまですごす。書き書きされたものにあまり神経質にならないで過ごせれば、あとは放任なので、居心地はいい。
        とんぼ一号
帰りみち、十年くらい前に訪れて感銘受けた忍野八海なる湧き水の里へ寄る。
  
なんかものすごい人で、以前の印象とまるでちがう。以前はあまりの人の居なさに怖いくらいだったのだが。よい思い出をくすませる結果に後悔しながら里を発つ。途中、吉田のうどんを食べて(味は普通)、これ以上旅を薄めるのもいやだったのでまっすぐ高速に乗る。
晴れているのに、道路に水溜りができている。しぶきをあげて走る前方の車。少し異様な光景だ。判断力のあるひとなら、これプラス前方の厚い雲を見て、最寄のサービスエリアに入っただろう。案の定、嵐に追いついてしまう。稲妻があんなに長く走るのを、はじめてみた。なにしろ空が高い。などと、はしゃいでいるうちはまだ余裕もあったが、どしゃぶりの雨で視界ほとんどホワイトアウト。すごい音だと思ったら雹まで降っている。命の危険を感じて、道路脇にハザードランプつけて車を停め、嵐をやり過ごそうとするも、一向止む気配もない。少し走っては停め、また少し走るを繰り返し、なんとか談合坂までたどり着く。サービスエリアで嵐が止むのを待つ。小一時間ほどして、少しこぶりになったので出発。東京はそんなに降ってもなかったらしい。あの嵐はあのあと北上し群馬のほうで猛威をふるったらしい。
いずれにせよ、ものすごく怖かった。運転していたBちゃんはすごく疲れたろう。パニックになってごめん。わたしが運転してたらと思うとぞっとする。稲妻でブレーキ踏みそうだ・・・

    嵐のあとの・・・