湖へ

yokkobukko2008-07-26

午前は病院仕事。1時まで。腹減った〜。田舎から届いたトウモロコシをお義母さんが茹であげたところに遭遇。一本ずつご相伴にあずかる。よし、このままどこかへでかけよう。なにしろあつい。涼しいとこへいこ。少し曇ってはいるけど、ドライブ、山中湖まで。ためしに前から気になっていたキャンプ場のようなとこに問い合わせると、コテージ空いている。予約取って出発。談合坂まではわたしが運転する。高速運転するのっていつぶりだ?ETCってラクですね。談合坂着いたのが3時くらい。カレースタンドにインド人がいるので、これは信用できそうだと、わたしはインドカレーを注文。Bはニンニクラーメン。この時間で食べすぎでは?いつも後先考えないよね。
     味は普通  

山中湖周辺で少し迷って、湖畔の休暇村のようなとこに到着したのが4時くらい。コテージはこぶりだけどロフト構造になっていて気持ちよい。バーベキューもできるらしい。四人まで泊まれるというけど、全員大人だと少し窮屈かな。
    
ここの施設は、一年前にできたばかり。小さい有機農園を中心に、人工的な生態圏を実現している。いわゆるエコロジー思想のワークショップのようなものだろうか。だから基本的には説教臭いんだよね。あれはなんなんだろうか・・・この種のこだわりを持つ人々は、筆まめが多い。コテージのパンフレットに、畑の入り口に、コンポストに、ハーブの畑に、レストランのテーブルに、メニューのはしばしに、トイレの消臭剤に、ありとあらゆる場所にそれは見出される。とにかく小さい文字でびっしり、なんでこれなのか、なんでこうしたのか、の説明がしてある。もののセレクションとかどんぴしゃストライク入っているだけに、だんだんウザくなってくるけど(もう、いいじゃん、結果出してるんだからさ、という・・・)。こうした好みを持つひとの傾向だからしかたがないのだ。こうした人々というのは、きまって本人そのひとは、極めてもの静か、というか余計なおしゃべりはしないのだが、ただ、書きごんなんだ。啓蒙の使命を感じているのかもしれない。そしてなぜか適度にオシャレだ。この流れの正体はなんなんだろう、アメリカかな、西海岸、サンフランシスコ、シティライツ、放浪詩人、ポエトリーリーティング? いや、わかりません。屈託をかかえたまま、セレクトされたハンモックなどに揺られ、ハートランドビールで瞑想。Bちゃんは飲めないくせにオーガニックシードル。
道路はさんだ向こうはめちゃめちゃ俗世でした。白鳥さんの貸しボートがずらり。
        
夕暮れの湖畔の、この寂れた感じが、いいですね。無人のボート小屋のスピーカーが巨大音でロックを流している。音が割れ、湖畔に反響して、遠くからだとレディオヘッドに聴こえる。レディオヘッドってこういう音を再現しようとしているのかもな。スピーカー近くで聴くとニール・ヤングのようでもあったが、結局誰の音楽だったのかはわからない。適度に寂しくなってコテージにもどる。
夜は付属の屋外レストランで焼肉(BBQ)。途中、後方のランプが爆発、炎上するちょっとした(!)ハプニング。デジャヴュというか、なにか閃いたけど、正体掴めず。
湖畔脇の暗がり、茂みの前の駐車場あたりから、坂本冬美の演歌が風のまにまに聴こえてくる。あつっくるしい焼肉のけむりと演歌、なんかいいっすね。それにしても坂本冬美の声は細いですね。