ケルトってなんだ?

図書館で再び「世界美術大全7巻」をなで回した。欲しいなあ、これ、やっぱ。もとはといえばモワサックでロマネスク彫刻にはまって、図案の由縁から、ベアトゥス註解、写本のほうへながれていって、写本一般から彩飾文字、飾り頭文字に興味が集中していって、そうなるとケルト系の修道院ものがやっぱりいいな、みたいなことにいまはなってきている。ケルト人の動きを逆に辿っていくと途中でオーストリアハルシュタットが出てきたりして、おお、こないだ行ったよ、とますます運命を感じている。そしてスイスのザンクト・ガレン修道院、なにを見てても、どこを曲がっても、この名前に出会ってしまうこのごろ。いつの日か訪れるのだろうか。と思いつつ、昨日発見したそこの電子図書館のあまりの充実ぶりに、ネット上で写本一ページ(それとも半フォリオ)ずつ見てたら一生終わるかもと思ったり・・・でもやっぱ、生で触れなくても肉眼で、せめて質感を確かめたい。