赤ちゃんと眠る

yokkobukko2008-06-18

水曜はベビーシッターの日。最初は緊張したけど、慣れてきた。なにより赤ちゃんはかわいい。だいぶ目が使えるようになってきてる。こちらの動きを追ったり、光を透しながら風に揺れる赤いカーテンの幾何学模様を追ったりする。実際、瞳孔が動いている、あたりまえだけど。前は虹彩ももっとどんよりしていたと思う。あと話しかけたり、歌ったりすると笑う。笑うし、なにか言う(ような目をする)。実際、ものすごい量の新情報が、毎瞬、彼女のなかに流れ込んでいる。わたしが、こう、のどかになごんでいる時間も、彼女にとっては、ぜんぜんちがう流れ方をしているのだろう。しかし、眠る赤ちゃん見てると、眠くなりますな。
夜はまた湯川潮音。明日館。Bちゃんの習性。彼は、いちど好きになったら、ぜんぶ見たい、何度でも見たい人。いわゆる「追っかけ」。わたしはあまり何度も同じものをみると、対象への興味が磨耗するというか、感受性が鈍ってしまうので、ときどきでいい。Bはその都度、新たに感動できる人。
でも昨日の湯川潮音は、このあいだの私のリクエストに対するレスポンスがあったんで、やっぱり行ってよかった。「こないだリクエストあったんですが、弾けなかったんで、今日はそれぜんぶ練習してきました、っていっても同じお客さんじゃないんだけど」・・・って来てますよ、今日も!と小声で応える自分がキモいっす。
歌詞は、when somebody loved me , everything was beautifulだったんだな。しかし、性懲りもなく、またリクエストを受けつけている、湯川潮音、負けず嫌いだな。
ところで明日館というのはF.L.ライトの建築。天井が低くて、ひらべったい。大枠のフォルムはどっしり。窓の木枠のデザインは繊細。落ち着く。人の声がびーんて柱に共鳴しないのが、とてもいい(あれ、生理的にいやな音だから)。