いざパリへ!

yokkobukko2008-05-08

今日からひとり旅。
4時45分に目覚まし、50分にモーニングコールをセットして、それでもそれより早く目が覚め、シャワーあび、5時10分ころチェックアウト。おお、すべてがうまくいってるぞ。CATの始発が5時38分。気がかりは現金が15ユーロくらいしかないことだけど。CATが9ユーロ。あとはカードでなんとかなるだろ。駅にもすんなり到着、飛行機の搭乗手続きも済んで、CATのホームに降りたのが、5時28分くらい、車両の座席に着いて、ぶたを出して撮影を!と思ったら、カメラがない。そうだ、昨晩からホテルの机の上のコンセントに充電しっぱなしだ。おお、30分前、間に合うか。次の電車は6時10分くらいだったかな、それだと搭乗時間ぎりぎりになっちゃうな。とにかく考えるのはあと、ホテルまで走る。駅に近いほうの入り口は早朝のため閉鎖されてるから、表玄関にまわり、「忘れ物〜」と叫びながら、フロントに駆けつける。よかった兄ちゃんはさっきの人だ、すんなり部屋のキーの手続きをしてくれて助かった。猛スピードで部屋にもどり、充電器ごとショルダーバッグにつっこみ、ホテルからすっとんででて駅へダッシュ。CATに乗り込み、座席について時計を確認したら37分。すごい。間に合いました。朝はあんなにスマートだったのに、もうぐだぐだです。
飛行機、うしろの座席の人がすごいいびきと思ったら、急病だった。脳梗塞かな?わからないが、ふりむくと目を開けたまま息がない。「ムッシゥー、ムッシゥー!」と客室乗務員が集まってくる。そのうちにふうっと目に光が戻ってきて、復活したじいさんは、とにかく自分が注目をあつめ、病人あつかいされていることに納得がいかない様子。あの調子じゃ病院にも行かないかもしれない。じいさん大丈夫だろうか。
 
パリ空港ではパリらしいちくりと痛い歓迎を受けた。タラップからの連絡バスを降りたところで係員に横へ呼ばれる。アトランダムにあきらかな外国人をつかまえてチェックをするらしい。この飛行機で呼び止められたのは三人。わたしとベトナム人らしいジャーナリストと、あとどこか東欧のひと。出発地とこの先の旅程を尋問され、あと手荷物をチェックされる。係員っていっても、バイトかボランティアか、かわいらしい学生さんふうの女の子だから、そんなにこわくなかった。それにしても、こんなことははじめてだな。手荷物にはぶたとかきのことか、あほうなものばかり入っているからちょっと恥ずかしいんだけど。「これはなに?」無印の「梅こんぶ」を不審げに掴む係員。「それは、食べ物です、海草の一種」。隣のベトナム人ジャーナリストへの尋問は彼がきちんとプライドの高い人だったため難航、だんだん大げさな、悶着ムードになってきた。彼はこの扱いが不当だといって、黙秘を通している。
いずれにせよこの一件で、ほかの乗客とはぐれたために、荷物の受け取り場所がわからなくなってしまった。というかパリの空港はどこもものすごく案内が悪いと思う。荷物の受け取り場も、出発フロアも、到着フロアもみなごっちゃなんだから。結局案内カウンターで場所を聞いて、ちょっとパニクって、ものわかりが悪くなってしまい、最後には英語で答えられてしまう(これってショックというか、かなしい瞬間なんだよね)。
ようやく荷物を取り戻して、RERの駅へ。おお、すごい人、祭りか。切符の窓口は長蛇の列。自動販売機も長蛇の列。並んで順番きても、これカード使えないとか、逆にカードだけとか、硬貨だけとか、定期券専門とか、もう・・・なんなんだ!なんでもっとこうわかりやすい案内板とか、説明プレートとかないんだ!パリだ、ここパリだ!!と痛感する。ようやく切符買って、ダゲール街の友人宅に到着したのは昼前。おつかれさまでした。
   
友人宅で買ってきたマジーやきそばを食べる。ぴりからでおいしい。
ゆっくり休憩してから、みんなでお散歩。ゲテ付近の今日泊まるホテルにチェックインしてから、リュクサンブール公園を縦断、クリュニー美術館まで歩く。
アニエス・ヴァルダの家に溶け込むぶた
今日はフランスの祝日。戦勝記念日。そのせいかパリじゅうがうかれた調子というか、すごい人。ものすごくいい天気。春のはじまりの最初の休日という感じなのかもしれない。それにしても暑い。30度以上ありそう。オーストリアではコート着てたのに。まあ、ビールはうまいよね。
 友人にタバコを強要されるぶた
夕飯は友人Y木さんの手料理。神楽坂の中華料理店の豆腐と香菜のあえものの復元。すごいよ、Y木さん、もう味そっくりだよ。ぷらすスパゲティペスカトーレ。Y木さん、そのパートナーのGとみなでワインあけ、ゆるゆるとご飯たべた。ごちそうさまでした。ふたりとも楽しい夕餉をありがとう。