生活を組み立てる

バッハ教会のクリスモン

秋からの生活の設計みたいのをしている。一年ぶりにまた語学学校に通おうと計画している。髪を切ろうとか、これは計画とかでなく、明日。
ファウスト第二部、苦しみながら読了。わいわいしてたなー、第二幕、第三幕がわいわいしていた。でも劇場で、誰かが肉体で再現してくれたら、あっというまに合点がいきそう。音楽劇でもいい。バロックの受難曲とかこれに近い構造だと思う。ソロが数人いて、合唱隊がいて、そのなかにセミのソロがいて、複数の役どころを歌う。
あんな苦しかったけど、喉元すぎれば。話はなんでかよく知ってるんだけど、実際、読んで苦しんでみると肉体化されるし、終幕あたりはぐっと拳を握りこんで、ひとときを味わいました。ファウストは救済されたのかされなかったのか、解釈が分かれるらしい。わたしは救済されたと思う。逆説的というか矛盾なんだけど、「とまれ、お前はいかにも美しい」この瞬間、すでに救済されていると思う。最後の永遠の女性たちのくだりは、宝塚のレビューみたいな感じで受けとめた。
夜、ふっと魔が差して、オリヴェイラの「神曲」見る。なんつー・・・!!!おもしろかった。ファウスト読んでるあいだじゅう、ドストエフスキーまとわりついてきて、イワンの大審問官のとこ読みなおしたいなと思っていたので、どんぴしゃ痒いところにというやつだった。時折、同時代人の解釈がアリョーシャから、院長から、イワンから入るのもちょうどよかった。頭の中が人の声でいっぱいになる。わいわいしてる。院長の自殺はどういう意味があるのか、なにをもたらしたのか、考えている。
ドイツのサインって説明的かも