春を探しに

yokkobukko2011-03-20

連休。コーラスは明日。今日は丸一日自由、天気もいい。自転車日和だけど、花粉とびまくってそうなので、マスクして散歩。コーヒー調達。バスで井の頭公園へ。近所の駅もそうだったが、道端にも、公園にも、ここ最近の沈んだ、薄暗い、重苦しいムードはどこにもない。人、人、いや、これはもう人ごみのレベルだ。池はボートで大渋滞だ。義援金を集めているひとがいる。ピクニック家族がいる。外国人もちらほらいる。なんだ、みんな出ていったわけじゃないんだな。仲間だ。ぼんやり呆けてビール飲んでいる。仲間だ!実のところ、その心境はわからない。わたしも売店で黒ビール購入。うまい。いまは木蓮の季節、手品のひとが手のひらからふわっと白いハンカチを出したみたいに、あるいはふにふにっと結んだ手のひらからそれをちょいと覗かせたみたいに花が咲いている。池のほとり、ところどころにこぶしの木。日向は満開でお花見。自然というのは、あたりまえだけど、今年はいいことがあったから、花多めとか、悲しいことがあったから、すこし控えめになんて思わない。ただ粛々とめぐるメカニズムなんだ。冷たいような気もするし、美しいようにも思う。
骨董品屋さんで、果物入れるおおぶりな木製の鉢買う。赤い塗り。大きな亀裂が入っているのを直したあとがあるが、ひなびているというか、錆びたかんじがいい。まだ整理中の品で、値段ついてなかった、おそるおそる聞いたら、おじさん、えいやって感じで「二千円はほしい」とぼそり言う。意外と安い、と思ったが無表情で即買う。買い物してしまった!
吉祥寺の町で幼友と夕飯。帰宅難民になって、ホテルのロビーで夜を明かし、おむすびとみそ汁をふるまわれた話、スピリチュアルな話、よつばとの話、エトセテラ。なごんだ。電車無くなると困るので、そうそうにお開き。